夢の正体 夜の旅を科学する
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2020年2月 |
ISBNコード |
978-4-15-209917-4
(4-15-209917-8) |
税込価格 | 2,530円 |
頁数・縦 | 302P 19cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 1日8時間睡眠をとる人であれば、人生の3分の1以上は意識を失っていることになる。だが、その3分の1の間にも、ある種の「意識」は存在している。「夢」である。まったくの非現実であったり、論理や因果関係が失われたイメージの断片だったりする夢。その正体は科学的に解明されているのだろうか。本書では、謎の多い「夢」のメカニズムについて、フロイトやユングをはじめとする精神医学者や心理学者、神経科学者、生理学者などがどのような研究成果を上げてきたかを辿るとともに、創造性の源泉になるなど夢の効用などに触れ、人生に夢を生かす方法を探っている。夢の多くは「レム睡眠」と呼ばれる状態のときに見られ、合理的な思考や論理をつかさどる脳の部位が稼働しなくなるのだという。著者はジャーナリストで、「ニュー・リパブリック」誌のスタッフ・ライターを経て「ワシントン・ポスト」や「エル」、「ニューヨーク」などで幅広く執筆。なお本書は「ガーディアン」「カット」ほかで年間ベストブックに選出されている。 |
商品内容
要旨 |
夢のなかで目覚め、その内容をコントロールできる明晰夢。映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢をペルーでの発掘旅行中に体験した著者は、その不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。折しも夢と睡眠の研究は盛り上がりを見せていた。もはや夢はでたらめな現象とは考えられていない。ジャーナリストとして多くの専門家を訪ね、古今東西の文学や芸術をひもとき、自身の夢体験を探る著者。その探求の過程で、学習促進や精神的トラウマ克服に不可欠な夢の機能、夢と創造性の密接なつながり、夢日記の効用、明晰夢を見て実生活に生かす方法などが浮かび上がる。私たちの夜の旅の意味と目的を解明し、目覚めている昼の生活をも豊かで健康にするユニークなポピュラー・サイエンス。 |
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目次 |
第1章 私たちは夢にどう向き合ってきたのか |