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法執行システムと行政訴訟 高木光先生退職記念論文集

出版社名 弘文堂
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-335-35819-7
4-335-35819-9
税込価格 5,940円
頁数・縦 383P 22cm

商品内容

要旨

「法執行システム論」と「行政救済法」をめぐる理論的課題への新たな発展の切り口を示す!行政法理論のほぼ全領域にわたり卓抜した学術的業績を積み重ねてこられた〓木光先生の京都大学退職を記念する論文集。わが国の行政法学をリードする研究者17名が、今後の行政法学の新たな地平をひらく。

目次

第1部 法執行システム(総論)(明治近代化と行政法学―織田萬『日本行政法論』をめぐって
法治主義の現代的変容
ロールズとハーバーマスにおける宗教と政治
行政情報利用をめぐる現代的課題
行政上の公表論)
第2部 法執行システム(各論)(子ども法における「複効的行政処分」と行政訴訟―児童虐待への司法関与と障害児の就学先決定を素材として
日本法における強制入院制度に関する一考察―その基本的な性格に着目して
行政の情報処理行為に適用される比例原則の意義と限界
警察法学の発展可能性
デジタル経済と新しい課税)
第3部 行政救済法(行政過程における行政争訟の要請と除外―その法理に関する覚書
特許法における「取消訴訟の負担過重」―特許無効審判請求不成立審決に対する抗告訴訟をめぐって
三面関係に係る非申請型義務付け訴訟の重損要件・本案要件の審査―裁判例の現状
競願関係における先願主義について―わが国の状況
裁量基準の合理性審査の一断面―目的手段審査の諸要素
行政規制論の手続的次元
アスベスト国賠訴訟における反射的利益論)

著者紹介

大橋 洋一 (オオハシ ヨウイチ)  
学習院大学大学院法務研究科教授
仲野 武志 (ナカノ タケシ)  
京都大学法学系(大学院法学研究科)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)