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食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか

出版社名 プレジデント社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-8334-2361-8
4-8334-2361-8
税込価格 2,970円
頁数・縦 358,29P 20cm

商品内容

要旨

欧州最高峰の知性が徹底的に分析!食に関する歴史、未来を知れば、政治、社会、テクノロジー、地政学、イデオロギー、文化、快楽等も一挙にわかる。

目次

さまよい歩きながら暮らす
自然を食らうために自然を手なずける
ヨーロッパの食文化の誕生と栄光(一世紀から一七世紀中ごろまで)
フランスの食の栄光と飢饉(一七世紀中ごろから一八世紀まで)
超高級ホテルの美食術と加工食品(一九世紀)
食産業を支える栄養学(二〇世紀)
富裕層、貧困層、世界の飢餓(現在)
昆虫、ロボット、人間(三〇年後の世界)
監視された沈黙のなかでの個食
食べることは重要なのか
食の科学的な基礎知識

おすすめコメント

食を通じて、人類は大きく進化をしてきた。狩猟から農耕へ。農耕を支配する層へと権力も移っていった。やがて、食はフランスにより文化へと高められ、アメリカでは産業の効率化が図られ、食品加工産業が勃興した。栄養学も進化したが、全世界でみると豊な人々、貧しい人々、飢餓に苦しむ人々も存在している。未来に目を向けると、90億人以上の人口を養うためには昆虫食が出てくるだろうし、人のロボット化が進むと人が食を必要としなくなる時代がくるかもしれない。食は、人間の文化・経済・宗教・政治・テクノロジー・社会・性と密接に結びついたものなのだ。食の歴史をひもとき、未来への導線を描くことで、人間とは何か、我々はどこに向かおうとしているのかがわかる。食の歴史は栄光だけではない、個食のために社会の断絶や人類の進化が大きく変わる可能性を秘めている。アタリによる人類の預言書といっていいだろう。

著者紹介

アタリ,ジャック (アタリ,ジャック)   Attali,Jacques
1943年、アルジェリア生まれ。フランス国立行政学院(ENA)卒業、81年フランソワ・ミッテラン大統領顧問、91年欧州復興開発銀行の初代総裁などの要職を歴任。政治・経済・文化に精通し、ソ連の崩壊、金融危機の勃発やテロの脅威などを予測、2016年の米大統領選挙におけるトランプ氏の勝利など的中させた
林 昌宏 (ハヤシ マサヒロ)  
1965年、名古屋市生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)