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平和憲法とともに 深瀬忠一の人と学問

出版社名 新教出版社
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-400-40748-5
4-400-40748-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 353P 20cm

商品内容

要旨

本書は、深瀬没後4年有余を経て、その衣鉢を継ぐ者たちが、憲法学、憲法訴訟、平和運動、信仰生活など多方面から彼の歩みを振り返り、平和憲法が危機にある今日、人々が平和に生きる権利を守るための新たな取り組みに向けて、力強いメッセージを紡ぎ出そうとする論集である。

目次

第1部 憲法学者からみた深瀬憲法学(北からの平和―北海道と九条
九条訴訟という錯綜体
安保法制違憲訴訟に見る深瀬憲法理論
今日の憲法政治と平和的生存権
深瀬平和憲法学のactuality―立憲平和主義と平和保障構想
深瀬憲法学における統治機構論を再考する―議院内閣制と二院制を中心に
解散権行使に対する憲法上の制約―深瀬忠一の「憲法習律」論再考
深瀬憲法学のフランス憲法研究および日仏交流への貢献)
第2部 憲法裁判と平和的生存権の拡大(深瀬教授と恵庭裁判―恵庭のたたかい(平和に生きる権利と不断の努力)とその応用
世論・理論・弁論の三論一体で闘った恵庭裁判―弁護団の立場から
裁判・営農「支援」―私達は「被告」であり「原告」でした
深瀬先生が愛された北海道キリスト者平和の会
憲法教育における「平和的生存権」の可能性―事実をもとにした恵庭事件の授業から
憲法裁判と平和的生存権―深瀬忠一が教えてくれたもの
平和的生存権―国連でどのように議論されてきたか)
第3部 深瀬忠一の人と信仰・学問(深瀬忠一の生涯
札幌福音的教育・平和研究会と深瀬忠一
Be gentlemanと保育支援―深瀬先生とクラーク先生と発寒ひかり保育園
深瀬忠一氏を偲ぶ
深瀬憲法学の特質―キリスト教的背景と「立憲民主平和主義」
福音的平和―深瀬忠一の学問と信仰)