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震災と行方不明 曖昧な喪失と受容の物語

出版社名 新曜社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-7885-1671-7
4-7885-1671-3
税込価格 2,530円
頁数・縦 224P 19cm

商品内容

要旨

あの日、故郷と家族は姿を消した。だが、いまもそばにいると感じる瞬間、楽しさと懐かしさがこみあげる。大震災と原発災害によって喪われたつながりを求めて人と土地の記憶を手繰り寄せる12の物語。

目次

踊りの中で生き続けるもの―行方不明者と故郷と想起‐福島県浪江町請戸・田植踊
なぜ津波と原発災害後も、故郷の記憶は風化しないのか―漁師文化と海への礼儀作法‐浪江町請戸地区
ある行方不明家族の“もやいなおし”―旅をする父、娘を身近に見守る父母‐宮城県美里通・石巻市門脇
家族の思い出と記憶のコールドスリープ法―夫の明るい姿を想起させる心の回復法とコミュニティの順応力‐宮城県南三陸町志津川
震災の記憶と感情の行方不明―失われた記憶と家族関係‐東松島市大曲地区
ある宗教者を変えた肉親の死―曖昧な喪失の当事者になるとき‐東松島市大曲地区
死を追認しない供養のあり方―本音と向き合う遺族の葛藤とレジリエンスの獲得‐石巻市蛇田・南浜町
「区切り」から読み解く行方不明者遺族の歩み―妻の遺骨が見つかるまでの節目と再生‐気仙沼市杉ノ下地区
原発災害後の“宙づり”状態を脱して―農地への働きかけを継続する仮定的な予見‐福島県南相馬市
牛飼いとして曖昧に生きる意味―原発避難区域に戻った元酪農家の変化‐南相馬市小高区
生活再建のなかの慰霊碑建立―遺族の心情をつなぐ震災犠牲者の鎮魂‐宮城県南三陸町西戸地区
行方不明の土地をつなぎとめる「偽」アート―荒浜「偽バス停」の仕掛けとオモイデバスツアーの成功‐仙台市若林区荒浜
儀礼文化の伝承は最も確実な災害の記憶装置なのだろうか―台湾雲林県口湖、四湖の牽水状儀式