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植民地支配下の朝鮮農民 江原道の事例から

出版社名 社会評論社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-7845-1210-2
4-7845-1210-1
税込価格 2,860円
頁数・縦 276P 20cm

商品内容

要旨

朝鮮13道のうち、江原道は死亡率が朝鮮で最も高かった。それは農民の「食」と関係しており、朝鮮内でも火田民(焼き畑農業者)が多かった。江原道に行き、文献を探して、日本植民地下の農民生活を中心にした論文を書き続けてきた著者の仕事をまとめた実証的な歴史研究の書。

目次

第1章 植民地末期の朝鮮農民と食―江原道農民を事例として
第2章 江原道における韓国併合反対独立戦争―一九〇七〜一九一三年
第3章 一九三〇年代の江原道邱井里の農民生活について
第4章 一九三〇年代の江原道医療状況と朝鮮農民
第5章 朝鮮総督府の麻薬政策と朝鮮人の麻薬患者
第6章 江原道における日本への強制労働動員
第7章 江原道における敗戦直前直後地方権力の移行と労働動員
第8章 江原道小作・火田農民 朴慶雨・李成順ご夫婦の証言
補章 戦時末期朝鮮邑面の機能と朝鮮人民衆との乖離について
資料

著者紹介

樋口 雄一 (ヒグチ ユウイチ)  
1940年生まれ。高麗博物館前館長。中央大学政策文化総合研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)