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介護保険が危ない!

岩波ブックレット No.1024

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-00-271024-2
4-00-271024-6
税込価格 682円
頁数・縦 83,4P 21cm

商品内容

要旨

2020年4月、介護保険制度は開始20年を迎える。しかし、その歩みは切り下げの連続だった。利用者負担が引き上げられる一方で、介護報酬は低く抑制され、財源不足を理由にさらなる改変が検討されている。このままでは、制度はあっても介護サービスを受けられなくなるかもしれない。介護保険のこれ以上の後退を許さず、誰にとっても使いやすいものにするために、ケアの専門家たちが訴える。

目次

第1部 介護保険が危ない!(「介護の社会化」はどこへ行ったのか
「机上の介護」に怒りを!
大切なのは生活へのサポート
要介護1・2は軽度ではない
これ以上利用者負担を増やしてはいけない
訪問介護の人材難は制度改定が原因である
国にないのはお金ではなく理念
消費税増税分はどこへ?
居場所と味方と誇り
若者たち、外国人たちのためにも、介護保険の後退は許されない
介護保険は国民の生活を守る大切な財産
人々の幸せのためにお金を使ってほしい
生活援助が介護の基本
いま訴えたいこと
介護保険を萎縮させてはいけない
若者も男性も怒っている!
介護保険なしでは暮らしていけない
家族にとっての介護保険
介護保険をもっと使いやすく、シンプルなものに
誰もが安心して暮らせる社会を
介護保険を立て直すために)
第2部 介護保険 翻弄され続けた二〇年

著者紹介

上野 千鶴子 (ウエノ チズコ)  
1948年生まれ。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。東京大学名誉教授。社会学者
樋口 恵子 (ヒグチ ケイコ)  
1932年生まれ。NPO法人高齢社会をよくする女性の会理事長。東京家政大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)