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石に刻まれた江戸時代 無縁・遊女・北前船

歴史文化ライブラリー 498

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-642-05898-8
4-642-05898-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 268P 19cm

商品内容

要旨

江戸時代に作られた多種多様な石造物には、いかなるメッセージが込められたのか。供養塔や災害碑に光を当て解読。人々の祈りや願い、神社への奉納石から海運史、石工の姿を描き、近世の自然や社会環境の実態に迫る。

目次

「紙に書かれなかった歴史」を読み解く―プロローグ
身近な石造物
石に刻まれた飢饉の記憶
石に刻まれた地震・津波・噴火・水害の記憶
石に刻まれた事故と疫病の記憶
遊女と刑死者の供養塔
北前船と石造物
石のモニュメントが繋ぐ過去と現在―エピローグ

おすすめコメント

江戸時代、全国各地で作られた多種多様な石造物には、いかなるメッセージが込められていたのか。飢饉・事故・疫病の犠牲者や、遊女・刑死者の供養塔・災害碑などに光を当て解読する。さらに、日本海沿岸の湊町や住吉大社などへの奉納石から、海運史や地域間交流、石工の姿を描く。「歴史の証人」である石造物から、近世の自然や社会環境の実態に迫る。

著者紹介

関根 達人 (セキネ タツヒト)  
1965年、埼玉県に生まれる。1991年、東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在、弘前大学人文社会科学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)