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精神疾患と心理学 新装版

出版社名 みすず書房
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-622-08902-5
4-622-08902-5
税込価格 3,520円
頁数・縦 170,3P 20cm
シリーズ名 精神疾患と心理学

商品内容

要旨

「ここで二つの問いが問われる。どのようなふうにして、われわれの文化は、病に逸脱の意味を与え、排除されるべきものとしての地位を、病人に与えるようになったのであろうか。それにもかかわらず、社会が自らの姿をそこにみとめようとしない病のかたちの中に、じつは社会がかえって自らを表現しているというのは、どういういきさつによるのであろうか。」その後の理論展開を準備した、フーコーの最初の著書。第一部「病の心理学的次元」では、精神病理学を形成してきた三つのアプローチを紹介しながら、その基盤に対して認識論的批判を行う。さらに、第二部「狂気と文化」では、狂気をその文化自体のポジティヴな表現と説き、ヨーロッパの歴史をたどり、その研究の新たな方法を論じる。「哲学入門」というシリーズの一つとして刊行された、最良のフーコーへの入門書。

目次

精神の医学と身体の医学
第1部 病の心理学的次元(病と進化発達
病と個人の生活史
病と実存)
第2部 狂気と文化(精神疾患の歴史的形成
総体的構造としての狂気)
結論

著者紹介

フーコー,ミシェル (フーコー,ミシェル)   Foucault,Michel
1926‐1984。フランスのポワチエに生まれる。高等師範学校およびソルボンヌ大学で哲学と心理学を専攻。1955年からスウェーデン・ウプサラのフランス学院院長、つづいて1960年まで、ワルシャワ、ハンブルクのフランス学院院長を歴任。クレルモン=フェラン大学、チュニス大学、ヴァンセンヌ実験大学の哲学教授を経て、1970年よりコレージュ・ド・フランス「思考システムの歴史」講座教授。1970年と1978年の二度来日。1970年代後半から80年代にかけて、しばしばアメリカ滞在(特にカリフォルニア大学バークリー校で講義)。1984年6月25日、パリのサルペトリエール病院でエイズにより没
神谷 美恵子 (カミヤ ミエコ)  
1914‐1979。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園勤務。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)