• 本

現代経済学の直観的方法

出版社名 講談社
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-06-519503-1
4-06-519503-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 455P 21cm

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要旨

格差や環境問題など、常に「成長」を是とする資本主義経済の歪みや限界がしばしば指摘される。では、現代資本主義のどこに問題があり、それをどう解決すれば持続可能な社会を作っていけるのだろうか? それを考えるためには、世界を動かしている現代経済の「本質」を理解しなければならない。本書では、現代資本主義経済の本質を直観的につかめるよう、さまざまな具体例を挙げながらわかりやすく論を展開している。特にこの十数年の資本主義経済の動きを、主に量子力学で用いられる「縮退」という用語を使い分析。伝統社会が保っていたバランスが壊れ、巨大企業という強者が弱者を呑み込む過程で世界の富が引き出されているが、それが社会の質の低下を招いていると指摘している。著者は、組織に属さず仲間とともに研究生活を送る物理学者。1987年、自費出版『物理数学の直観的方法』(通商産業研究社。その後、ブルーバックスより普及版が出版される)によって、理系世界に一躍名を知られる。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年7月3日]

商品内容

要旨

わかりやすくて、おもしろくて、そして深い。資本主義の本質をつかむ唯一無二の経済書!!

目次

第1章 資本主義はなぜ止まれないのか
第2章 農業経済はなぜ敗退するのか
第3章 インフレとデフレのメカニズム
第4章 貿易はなぜ拡大するのか
第5章 ケインズ経済学とは何だったのか
第6章 貨幣はなぜ増殖するのか
第7章 ドルはなぜ国際経済に君臨したのか
第8章 仮想通貨とブロックチェーン
第9章 資本主義の将来はどこへ向かうのか

おすすめコメント

現代資本主義社会の本質とその問題点、行く末をこの一冊で直観的に理解する。唯一無二の経済書、ここに誕生!

著者紹介

長沼 伸一郎 (ナガヌマ シンイチロウ)  
1961年東京生まれ。1983年早稲田大学理工学部応用物理学科(数理物理)卒業。1985年同大学院中退。1987年『物理数学の直観的方法』の出版で理系世界に一大センセーションを巻き起こす。「パスファインダー物理学チーム」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)