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感染症は実在しない

インターナショナル新書 052

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-7976-8052-2
4-7976-8052-0
税込価格 1,078円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

インフルエンザは実在しない!生活習慣病も、がんも実在しない!新型コロナウイルスに汚染されたクルーズ船の実態を告発した、感染症学の第一人者が語る「病の存在論」。検査やデータにこだわるがあまり、人を治すことを忘れてしまった現代医学の限界を鋭く指摘し、医療の明日を指し示す!

目次

感染症は実在するか
病院の検査は完璧か
感染症という現象
なぜ治療するのか
新型インフルエンザも実在しない
他の感染症も実施しない
メタボ、がん…感染症じゃない病気も実在しない
関心相関的に考える
科学的に、本当に科学的に考えてみる
医者は総じて恣意的な存在
価値交換としての医療の価値
病気という現象を見据えて、しなやかに生きていくために

おすすめコメント

インフルエンザは実在しない! 生活習慣病も、がんも実在しない! 新型コロナ・ウィルスに汚染されたクルーズ船の実態を告発した、感染症学の第一人者が語る「病の存在論」。  【著者まえがき】 え? 「感染症は実在しない? お前は今、新型コロナウイルスと取っ組み合って、クルーズ船にまで乗り込んだじゃないか! クルーズの感染防御が間違ってたとか言ってたろ? あれはデタラメだったの?」そういうご意見もあるかもしれません。 いえ、むしろ2020年のコロナウイルス問題にこそ、本書のような考え方が必要なのです。 感染症は「実在」しない。あるのは微生物と我々の「みなし」だけです。 だから、検査が必要な人と不要な人が出てきますし、その検査がしばしば間違ったりします。 PCRをやっても不毛な事が多いのは、ウイルスがいてもPCRが陰性のことが多く、仮にウイルスがいてもそこには「病気」がなかったりするためなのです。 詳しくは本書をお読みいただければ、この複雑なからくりはご理解いただけることと思います。 個々の感染症や、感染症のアウトブレイクを理解するには、そのような「現象そのもの」のイメージが必要です。 イメージ喚起力がないと、「感染がある」「ない」といった見解を(検査が「陽性」「陰性」といった間違った根拠で)デジタルに捉えてしまいます。デジタルに感染症と対峙すると、できていないゾーニングも「ちゃんとやっている」と錯覚します。 ゾーンを作っても、そこに存在するウイルスがイメージできなければ予防はできないのです。これは、感染症の本質を知悉(ちしつ)していないとイメージできない。非専門家の方にどのように伝えたら、このゾーニングの失敗をイメージできるか。 かつて、ぼくはあるインタビューで、「下水道と上水道が混じっていて、その水を人が美味しそうに飲んでいる感じ」と述べました。ゾーニングの失敗とはこのようなものですが、ウイルスは目に見えないし無臭なのでぼくが感じた恐怖感が追体験されないのです。  ※本書は2009年『感染症は実在しない 構造構成的感染症学』(北大路書房)を底本にしました

出版社・メーカーコメント

インフルエンザは実在しない! 生活習慣病も、がんも実在しない! 新型コロナ・ウィルスに汚染されたクルーズ船の実態を告発した、感染症学の第一人者が語る「病の存在論」。  【著者まえがき】 え? 「感染症は実在しない? お前は今、新型コロナウイルスと取っ組み合って、クルーズ船にまで乗り込んだじゃないか! クルーズの感染防御が間違ってたとか言ってたろ? あれはデタラメだったの?」そういうご意見もあるかもしれません。 いえ、むしろ2020年のコロナウイルス問題にこそ、本書のような考え方が必要なのです。 感染症は「実在」しない。あるのは微生物と我々の「みなし」だけです。 だから、検査が必要な人と不要な人が出てきますし、その検査がしばしば間違ったりします。 PCRをやっても不毛な事が多いのは、ウイルスがいてもPCRが陰性のことが多く、仮にウイルスがいてもそこには「病気」がなかったりするためなのです。 詳しくは本書をお読みいただければ、この複雑なからくりはご理解いただけることと思います。 個々の感染症や、感染症のアウトブレイクを理解するには、そのような「現象そのもの」のイメージが必要です。 イメージ喚起力がないと、「感染がある」「ない」といった見解を(検査が「陽性」「陰性」といった間違った根拠で)デジタルに捉えてしまいます。デジタルに感染症と対峙すると、できていないゾーニングも「ちゃんとやっている」と錯覚します。 ゾーンを作っても、そこに存在するウイルスがイメージできなければ予防はできないのです。これは、感染症の本質を知悉(ちしつ)していないとイメージできない。非専門家の方にどのように伝えたら、このゾーニングの失敗をイメージできるか。 かつて、ぼくはあるインタビューで、「下水道と上水道が混じっていて、その水を人が美味しそうに飲んでいる感じ」と述べました。ゾーニングの失敗とはこのようなものですが、ウイルスは目に見えないし無臭なのでぼくが感じた恐怖感が追体験されないのです。  

著者紹介

岩田 健太郎 (イワタ ケンタロウ)  
医師。神戸大学医学研究科感染症内科教授。1971年、島根県生まれ。島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院研修医、セントルークス・ルーズベルト病院内科研修医を経て、ベス・イスラエル・メディカルセンター感染症フェローとなる。03年に中国へ渡り北京インターナショナルSOSクリニックで勤務。04年、帰国。08年より神戸大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)