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駆け入りの寺

出版社名 文藝春秋
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-16-391195-3
4-16-391195-2
税込価格 1,925円
頁数・縦 313P 20cm

商品内容

文学賞情報

2020年 第14回 舟橋聖一文学賞受賞

要旨

比叡山のふもとに建つ豪奢な比丘尼御所。二人の皇女を中心に公家文化が息づくこの寺に、それぞれの苦しみを抱えて逃げてくる者たちがいた。古い友人から借金をして逃げた老女。非の打ちどころのない縁談から逃げる若者。妻子を捨てて出奔した武士。幼子を寺の前に捨てる老夫婦。「僧尼とは古来、いたいたしい者を助け、手を差し伸べるが勤め」心があたたかくほどける連作短編集。

出版社・メーカーコメント

誰にだって、逃げ出したい時がある――悩みを抱える人々が、駆込寺の門を叩く。落飾した皇女が住持を務める比丘尼御所。そのひとつである林丘寺では、前住持であり後水尾帝の皇女・元瑶と、現住持である霊元帝の皇女・元秀を中心に、宮中と同じような生活が営まれていた。四季折々の年中行事、歴代天皇の忌日法要を欠かさず行い、出家の身でありながら、和歌管弦、琴棋書画を嗜む。尼たちの平穏で優雅な暮らしのなかに、ある日飛び込んできたのは「助けてほしい」と叫ぶ、若い娘だった――。現世の苦しみから逃れた、その先にあるものとは何なのか。雅やかで心に染み入る連作時代小説。

著者紹介

澤田 瞳子 (サワダ トウコ)  
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学院博士前期課程修了。2010年に『孤鷹の天』でデビューし、同作で中山義秀文学賞を最年少受賞。12年『満つる月の如し 仏師・定朝』で本屋が選ぶ時代小説大賞、13年に新田次郎文学賞受賞。16年には『若冲』で歴史時代作家クラブ賞作品賞と親鸞賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)