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花田達朗ジャーナリズムコレクション 第3巻

公共圏 市民社会再定義のために

出版社名 彩流社
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-7791-2586-7
4-7791-2586-3
税込価格 5,500円
頁数・縦 439,125P 21cm
シリーズ名 花田達朗ジャーナリズムコレクション

商品内容

要旨

その社会空間の主体は誰か?権力と対峙する市民社会の創造とジャーナリストのために。ハーバーマスの哲学で、日本の言葉/社会と格闘した、花田の研究拠点。

目次

第1部 空間概念としての公共圏(1991〜1993)(空間概念としての¨Offentlichkeit―ハーバーマスにおける公共圏とコミュニケーション的合理性(1991)
公的意味空間論ノート(1991)
社会情報学への私の接続様式(1992)
グローバルな公共圏は可能か―国際コミュニケーション政策における“外部・内部”の視座と視界(1992)
「放送の公共性」から「放送による公共圏の設営」へ(1992)
公共圏と市民社会の構図(1993)
公共圏という名の社会空間―公共圏、メディア、市民社会(1996))
第2部 公共圏概念の脱規範化と可能態化(1996〜1998)(公共圏とマスメディアのアムビヴァレンツ―ハーバーマスにおける非決定論(1996)
欧州統合にみるメディア空間政策と空間矛盾―欧州公共圏の不在(1998)
公共圏のポリティクスへ(1998)
都市・公共圏・メディアのトリプレクス―可能態の歴史(1998))
第3部 公共圏あそび(公共圏に吹く風(2001)
公共圏について1『建築あそびの記録』2002年3月3日(2002)
公共圏について2『建築あそびの記録』2002年11月2日(2002))

著者紹介

花田 達朗 (ハナダ タツロウ)  
フリーランス社会科学者。早稲田大学名誉教授。東京大学名誉教授。専門は社会学、メディア研究、ジャーナリズム研究。1947年長崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ミュンヘン大学哲学部コミュニケーション学(新聞学)修士課程修了、同大学大学院博士課程満期退学。東京大学大学院情報学環教授、学環長を経て、2006年より早稲田大学教育・総合科学学術院教授を務め、2018年3月末に定年退職。その間、2007年より早稲田大学ジャーナリズム教育研究所所長、2015年より早稲田大学ジャーナリズム研究所所長を務めた。2006年から2013年まで石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の選考委員。ジャーナリズム関係の海外の有力学術誌の編集委員を長年にわたって務めている。2017年9月11日に、FCCJ Freedom of Press Award,Supporter of the Free Press(日本外国特派員協会「FCCJ報道の自由推進賞」)を受賞。海外ジャーナル編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)