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その日の予定 事実にもとづく物語

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-00-022972-2
4-00-022972-9
税込価格 2,310円
頁数・縦 153P 20cm

商品内容

要旨

「いちばん大きなカタストロフは、しばしば小さな足音で近づいてくる」第二次大戦前夜、オーストリア併合に至る舞台裏を、歴史の断片から描き出す。大企業家とナチ高官との秘密会合、オーストリア首相を恫喝するヒトラー、チェンバレンを煙に巻くリッベントロープ…。彼らの卑小で時に荒唐無稽な行動・決断が、世界を破局に引き込んでゆく。仏ゴンクール賞(二〇一七年)受賞作。

目次

秘密の会合
仮面
儀礼的訪問
脅迫
ベルクホーフの会見
やむを得ない決定
絶望的な企て
電報を待った日
ダウニング街の別れのランチ
「電撃戦」
戦車の大渋滞
電話の盗聴
ハリウッドの貸衣装店
幸せのメロディー
死者たち
あの人たちはいったい何者なんだ?

おすすめコメント

「いちばん大きなカタストロフは、しばしば小さな足音で近づいてくる」。第二次大戦前夜、オーストリア併合に至る舞台裏を、事実の断片から描き出す。大企業家とナチ高官との秘密会合、オーストリア首相を恫喝するヒトラー、チェンバレンを煙に巻くリッベントロープ…。彼らの卑小で時に荒唐無稽な行動・決断が、世界を破局に引き込んでゆく。事実に基づく物語。仏ゴンクール賞(2017)受賞作。

著者紹介

ヴュイヤール,エリック (ヴュイヤール,エリック)   Vuillard,´Eric
1968年フランス・リヨン生まれ。作家、映画監督。主著に本書(2017年ゴンクール賞受賞作)のほか、Conquistadors,roman(´Editions L´eo Scheer.『コンキスタドール』、イグナチウス・J・ライイ賞)、Congo,r´ecit(Actes Sud.『コンゴ』、フランツ・ヘッセル賞)、Tristesse de la terre,r´ecit(Actes Sud.『大地の悲しみ』、ジョゼフ・ケッセル賞)、14 juillet,r´ecit(Actes Sud.『7月14日』、アレクサンドル・ヴィアラット賞)、La Guerre des pauvres,r´ecit(Actes Sud.『貧者たちの戦争』)など
塚原 史 (ツカハラ フミ)  
1949年生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻はフランス文学・思想、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)