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自衛隊心理教官と考える心は鍛えられるのか レジリエンス・リカバリー・マインドフルネス

出版社名 遠見書房
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-86616-106-8
4-86616-106-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 213P 19cm

商品内容

要旨

現代社会に生きる私たちは日々さまざまなストレスにさらされている。そんな中で、誰もがストレスに勝つ方法を模索し、ストレスに負けないように心を鍛えたいと思っている。だが、簡単なスキルを取得するだけで、あるいはやみくもに負荷をかけ続けるだけで、強い心を手に入れることはできない。本書は、自衛隊という強くあることが求められる組織で、長年心理教官として活動してきた著者が、「心は鍛えられるのか」をテーマにまとめたものである。心を強くするとはどういうことなのか。どうすれば強くなるのか。しなやかに、したたかに生きるためのヒントが詰まった一冊。

目次

第1部 心の強さとは何か(ストレスに向き合う
心の強さを求める社会
事例による心の強さの検討
心の強さとは)
第2部 心の強さを手に入れる(救助者のレジリエンス―現象学を援用して
精神科臨床から考える「心を鍛える」とは
「心を鍛える」その前に―組織とそこに属する個人が見失ってはならないもの
組織と心の強さ
心の強さを手に入れるために―マインドフルネスに学ぶ
心は鍛えられるのか)

著者紹介

藤原 俊通 (フジワラ トシミチ)  
自衛隊中央病院診療科心理相談班長(臨床心理士、公認心理師)。1965年大阪府生まれ。防衛大学校人文社会科学管理学科にて、組織管理やリーダーシップを学ぶ。1989年同校卒業後、陸上自衛隊入隊。戦車大隊にて小隊長、中隊長などとして勤務。2002年筑波大学大学院修士課程カウンセリングコース修了後、自衛隊中央病院精神科、陸上自衛隊衛生学校等で心理臨床及び教育業務に従事。この間、イラク復興支援活動及びハイチPKO派遣部隊に対するメンタルヘルス支援、東日本大震災災害派遣部隊に対するメンタルヘルス巡回支援活動などに参加してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)