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欲望の経済を終わらせる

インターナショナル新書 053

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-7976-8053-9
4-7976-8053-9
税込価格 968円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

新自由主義がなぜ日本で必要とされ、影響力を持つことができたのか、歴史をつぶさに振り返り、スリリングに解き明かす。グローバル化もあって貧困層がふえるなか、個人の貯金に教育も老後も委ねられる日本。本来お金儲けではなく、共同体の「秩序」と深く結びついていた経済に立ち返り、経済成長がなくても、個人や社会に何か起きても、安心して暮らせる財政改革を提言。人間らしい自由な生き方ができる未来にするための必読の書!

目次

序章 レッテル貼りとしての新自由主義
第1章 新自由主義へ舵を切れ!
第2章 アメリカの圧力、日本の思惑
第3章 新自由主義の何が問題なのか?
第4章 「経済」を誤解した新自由主義の人びと
第5章 頼りあえる社会へ―人間の顔をした財政改革
第6章 リベラルであること、そして国を愛するということ
終章 自由の条件をかたるときがきた!

出版社・メーカーコメント

気鋭の財政社会学者・井手英策が、新自由主義がなぜ先進国で必要とされ、広がり、影響力を持つことができたのか、歴史をつぶさに振り返り、スリリングに解き明かしていく。そして経済と財政の本来の意味を確認し、経済成長がなくても、何か起きても安心して暮らせる財政改革を提言。閉塞感を打破し、人間らしい自由な生き方ができる未来にするための必読の書!市場原理を絶対視し、政府の介入を少なくすれば、富と福利が増大する、という新自由主義の考えは、80年代にレーガンとサッチャーよって実行され、米・英は好景気を迎える。日本では、外圧や、政財界の思惑と駆け引き、都市と地方の分断などの要因から新自由主義が浸透。経済のグローバル化も起こり、格差が広がる。勤労が美徳とされる「勤労国家」で、教育も医療も老後も、個人の貯金でまかなう「自己責任国家」、日本。財政が保障することは限られ、不安がつきまとう。本来お金儲けではなく、共同体の「秩序」と深く結びついていた経済。共通利益をみんなで満たしあう財政への具体策を示し、基本的サービスを税で担う「頼り合える社会」を提言。貯金ゼロでも不安ゼロ、老後におびえなくてすむ社会に!

著者紹介

井手 英策 (イデ エイサク)  
財政学者。慶應義塾大学経済学部教授。1972年、福岡県生まれ。東京大学卒業。東京大学大学院博士課程単位取得退学。専門は財政社会学、財政金融史。日本銀行金融研究所勤務を経て大学で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)