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リープ・マーケティング 中国ベンチャーに学ぶ新時代の「広め方」

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-7816-1889-0
4-7816-1889-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 255P 19cm

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要旨

残念ながら現在、日本発の新商品や新サービスが、米国発よりも圧倒的に少ないのは明らかだろう。そして、米国よりもさらに高速にイノベーションを生み出し続けているのが中国のベンチャー企業たちだ。彼らの強さは資金力、技術力、経営戦略にあるが、その裏側には独自のマーケティング戦略がある。本書では、中国ベンチャーの優れたイノベーションと、それを「広める」戦略を「リープ(飛躍)・マーケティング」と名づけ、分析。具体事例を挙げながら、「加点型マーケティング」「未来型共創マーケティング」「ブルーポンド戦略」「ブリッツスケール」などの手法を、それを可能にする中国人特有のマインドも含めて解説し、日本企業が学び、いかに取り入れられるか、可能性も探っている。著者は、高千穂大学商学部准教授。マーケティング戦略、消費者行動、イノベーションを専門とし、とくに日中の比較分析を進めている。主な著書に『イノベーション・リニューアル──中国ベンチャーの革新性』(共著、千倉書房)などがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年8月28日]

商品内容

要旨

アリババ、シャオミ、DJI、バイトダンス、美団点評など実例多数。世界が注目する、中国ベンチャーを成功に導いた独自のマーケティング戦略とは?日本企業が学ぶべきエッセンスを徹底分析!

目次

序章 日本にとって中国は絶好の比較対象
第1章 加点型マーケティング―出る杭は打たず、さらに伸ばす
第2章 未来型共創マーケティング―パートナーとつながり、未来をつくる
第3章 ブルーポンド戦略―ポンド(池)をつくり、オーシャン(海)へと広げる
第4章 ブリッツスケール―高い目標を掲げ、急拡大させる
終章 リープ・マーケティングを現場へインストールする

おすすめコメント

〈アリババ、シャオミ、DJI、バイトダンス、美団点評など実例多数〉 世界が注目する、中国ベンチャーを成功に導いた独自のマーケティング戦略とは? 日本企業が学ぶべきエッセンスを徹底解説! 世界最速成長を遂げている中国ベンチャー。その強さの秘訣について、多くの人は「豊富な資金力」「最先端の技術力」「斬新な経営戦略」などを思い浮かべるだろう。しかし、どれだけいい製品・サービスをつくったとしても、その価値を広めることができなければ意味がない。つまり、中国ベンチャーの劇的な飛躍を可能にした真の強さとは、資金力、技術力、経営戦略の裏にある、徹底した独自のマーケティング戦略(=広め方)にあるのだ。 本書ではこれを「リープ(飛躍)・マーケティング」と呼称する。 このリープ・マーケティングこそ、いまの日本のビジネスパーソンが学ぶべきものだ。事実として、キャッシュレス決済が急速に浸透した中国と比べて、日本が数年単位で遅れていることは誰の目にも明らかだ。一方で中国ベンチャーはモバイルオーダー、ニューリテール、顔認証サービスなど多くの世界最先端サービスの普及に成功している。また、新型コロナウィルスによる混沌の中でもスピード感のある対応を見せ、消費者の心をつかんだ。詳しくは本編で解説するが、ここにこそ広め方の差が現れている。 本書では、日本と中国2つのバックグラウンドを持つマーケティングの専門家が、日本企業が「リープ・マーケティング」を取り入れ、大きな飛躍を遂げるための道筋を豊富な実例とともに指し示す。

著者紹介

永井 竜之介 (ナガイ リュウノスケ)  
高千穂大学商学部准教授。1986年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、同大学大学院商学研究科修士課程修了の後、博士後期課程へ進学。同大学商学学術院総合研究所助手、高千穂大学商学部助教を経て2018年より現職。専門はマーケティング戦略、消費者行動、イノベーション。日本と中国を生活拠点として、両国のビジネス、ライフスタイル、教育等に精通し、日中の比較分析を専門的に進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)