• 本

中国は社会主義か

出版社名 かもがわ出版
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-7803-1094-8
4-7803-1094-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 152,55P 21cm

商品内容

要旨

「資本主義だ」説、「社会主義だ」説、どちらでもない説。これほど見方の分かれる問題はないだろう。第一級の研究者5名が、長文の見解を提出し、それをふまえて質問と意見をやりとりし、その上で長時間の議論を重ねた。これらの到達を経て、新たに書き下ろしたのが本書である。

目次

1 「21世紀・社会主義」のあり方(何を課題とするのか
「社会主義をめざした」国々―20世紀と21世紀
「社会経済状態が遅れたところ」からの特殊性
「官僚制」と「経済的基礎 市場経済」との関連
「市場経済化・第2段階」における中国の課題)
2 中国社会・経済の制度的特徴をどうみるか(はじめに―理論および現実理解の相違
中国社会・経済の現状をどうみているか―2020年春
中国経済の制度的特徴
社会主義市場経済をどう理解すべきか?
中国における政治的民主主義の諸問題)
3 中国は「社会主義をめざす資本主義」である:補足(資本主義はその可能性を汲み尽して初めて社会主義に移行する―「社会主義か」と「良い国か」は別の問題
「政府規模」の長期法則と市場システム理解の問題について―資本主義の定義について
「自由」は目標、「民主主義」は手段―「民主主義」は手段にすぎない
来るべき「中国覇権」は「よりましな世界秩序」―中国は一貫して軍事介入に反対
香港「民主派」のデモはどう理解しなければならないか―香港デモへの基本的評価)
4 資本主義・社会主義・大国主義―今日の中国の諸問題によせて(市場経済化の新段階に入った中国
史的唯物論からみた中国
「一党支配」体制からみた中国
核兵器問題と中国の大国主義的対外路線)
5 中国の体制規定とその変革の論理(中国の体制規定について
中国における体制転換
中国の大国化と国際対応の新時代)
資料編 シンポジウム「中国は社会主義か!?」

おすすめコメント

社会主義という見解から国家資本主義という見解まで入り乱れる学説。立場の異なる研究者が議論を重ね一致点と不一致点を明確にした。

著者紹介

芦田 文夫 (アシダ フミオ)  
1934年京都生まれ。57年京都大学経済学部卒業、62年同博士課程修了。社会主義経済論・比較経済体制論を専攻、経済学博士。62年から2005年、立命館大学経済学部に在籍し、旧ソ連・東欧・中国・朝鮮と学術交流、同名誉教授。日本ユーラシア協会京都府連副会長、日中友好協会準会員。京都労働者学習協議会会長
井手 啓二 (イデ ケイジ)  
1943年福岡県生まれ。1970年京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。立命館大学・長崎大学教授を経て、両大学の名誉教授。中国・福州大学客員教授(2008〜2017年)
大西 広 (オオニシ ヒロシ)  
京都大学大学院修了。慶應義塾大学教授、京都大学名誉教授、日中友好協会副理事長、World Association for Political Economy副会長、北東アジア学会前会長。経済学博士
聽涛 弘 (キクナミ ヒロシ)  
1935年東京生まれ。京都大学経済学部中退、1960‐64年に旧ソ連に留学。日本共産党中央委員会国際部長、政策委員長を歴任、元参議院議員
山本 恒人 (ヤマモト ツネト)  
1943年北京生まれ。日中戦争敗戦後46年引揚げ。69年大阪外国語大学中国語科卒。80年神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。80年大阪経済大学経済学部専任講師。助教授、教授、特任教授を経て2014年退職。同大学名誉教授。神戸大学博士(経済学)。現在、日本中国友好協会大阪府連合会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)