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世界哲学史 6

近代 1

ちくま新書 1465

出版社名 筑摩書房
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-480-07296-2
4-480-07296-9
税込価格 1,012円
頁数・縦 283,19P 18cm
シリーズ名 世界哲学史

商品内容

要旨

西洋における啓蒙主義は、基本的に科学的合理性への信頼を下敷きにしていたものの、同時に、理性に対する過度の信頼によって生じる人間性の軽視を問題視していた。啓蒙の光と影、理性と感情の問題を明らかにしつつ、「光」としての啓蒙運動が、人間性の復活という目標をもっていたこと、そしてそれがアメリカ、さらに東洋へと伝わって感情論を軸にした人間論に強い共鳴現象を起こしたことを、主に一八世紀を舞台とする東西の思想の具体例とその交流の歴史から浮き彫りにする。

目次

第1章 啓蒙の光と影
第2章 道徳感情論
第3章 社会契約というロジック
第4章 啓蒙から革命へ
第5章 啓蒙と宗教
第6章 植民地独立思想
第7章 批判哲学の企て
第8章 イスラームの啓蒙思想
第9章 中国における感情の哲学
第10章 江戸時代の「情」の思想

著者紹介

伊藤 邦武 (イトウ クニタケ)  
1949年生まれ。京都大学名誉教授
山内 志朗 (ヤマウチ シロウ)  
1957年生まれ。慶應義塾大学教授
中島 隆博 (ナカジマ タカヒロ)  
1964年生まれ。東京大学教授
納富 信留 (ノウトミ ノブル)  
1965年生まれ。東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)