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避けられた戦争 一九二〇年代・日本の選択

ちくま新書 1499

出版社名 筑摩書房
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-480-07321-1
4-480-07321-3
税込価格 1,034円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

一九二〇年代の日本は、国際連盟の常任理事国に選ばれ、不戦条約にも調印し国際平和をリードする大国として世界の期待を集めていた。だが、三〇年代になると日本は一転して国際協調を捨て、戦争への道を歩んでいく。当時、戦争を避ける選択はありえなかったのだろうか。日米関係を中心に長年研究を積み重ねてきた碩学が、その最新の知見を、従来の日本近代史の豊富な実証研究の蓄積へと接合。二〇年代日本にとって本当は存在していた「戦争を避ける道」の可能性を掘り起こす。

目次

プロローグ
第1章 ヴェルサイユ会議と日本
第2章 ワシントン会議と日本
第3章 米国の日系移民排斥と反米感情の噴出
第4章 中国の国権回復と米英ソ日の対応
第5章 山東出兵と張作霖爆殺事件
第6章 ロンドン海軍軍縮条約から満州事変へ
エピローグ―戦争を避ける道はあった

著者紹介

油井 大三郎 (ユイ ダイザブロウ)  
1945年生まれ。東京大学名誉教授、一橋大学名誉教授。専門は日米関係史、国際関係史。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)