余生と厭世
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2020年6月 |
ISBNコード |
978-4-15-209950-1
(4-15-209950-X) |
税込価格 | 2,530円 |
頁数・縦 | 151P 20cm |
商品内容
要旨 |
一九四八年、フランス。五ヵ月後の七十二歳の誕生日で引退することを決めた精神科医のもとに、最後の新患がやってくる。希死念慮や自傷の衝動に苦しむ彼女の名前は、アガッツ。カウンセリングを重ね、彼女に問いかけるなかで、精神科医は、患者の苦しみから目をそらし他者とのかかわりを避けてきたみずからの人生と、近づいてくる老いや死に対する恐怖を見つめなおす。デンマーク人臨床心理士による、孤独な魂の交流を描いた小説。 |
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出版社・メーカーコメント
デンマーク発・箱庭のような世界で老いと死を見つめる小説七十二歳の誕生日で引退することを決めた精神科医のもとに、最後の新患が現れる。希死念慮と自殺の衝動に苦しむ彼女とカウンセリングを重ねるなかで、精神科医は自らの人生と老いや死へのおそれを見つめなおす。デンマーク人心理学者が静謐な筆致で描く小説