金閣を焼かなければならぬ 林養賢と三島由紀夫
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2020年6月 |
ISBNコード |
978-4-309-25413-5
(4-309-25413-6) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 223P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2020年
第47回
大佛次郎賞受賞 |
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要旨 |
今から70年前、ひとりの青年僧が金閣に火を放った。その理由を問われた男は「美への嫉妬」とつぶやいたという。いや、この「行為」はそういうものなどではない。彼・林養賢に何があったのか。三島由紀夫は、期せずして、その真理を作品の中に描き出した。狂気に秘められた真相を追究・分析するノンフィクション。 |
目次 |
プロローグ 金閣焼亡 |
おすすめコメント
金閣寺の放火僧・林養賢。当時、その動機を「美への嫉妬」などと語ったが、けっして一元化できない。三島の『金閣寺』も援用しながら、分裂病発症直前の、動機を超えた人間の実存を追う。