批判的思考力を育てる学校図書館 付:図書館利用記録とプライバシー
出版社名 | 青弓社 |
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出版年月 | 2020年6月 |
ISBNコード |
978-4-7872-0073-0
(4-7872-0073-9) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 238P 19cm |
商品内容
要旨 |
子どもの成長・発達を日常的に支える教育環境であり学校社会のセーフティネットでもある学校図書館を使って批判的な思考力を身に付ける重要性を示す。さらに、図書館は捜査機関からの利用記録の照会にどう対応するべきか、利用記録のプライバシー性をめぐる論考を付ける。 |
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目次 |
第1章 「あたりまえのことが曲者だよ」、コペル君―批判的思考力を育てる学校図書館(『君たちはどう生きるか』 |
おすすめコメント
学校図書館とは子どもの成長・発達の権利を日常的に支える教育環境である。同時に、すべての子どもが、学校図書館を利用することで平等に情報(学習材、読書材)を入手し、豊かな学びと育ちを保障する学校社会の「セーフティネット」である。本書では、現在の教育課題である「批判的思考力」を児童・生徒はどのようにして身に付けるのかを解説し、学校図書館法にある「健全な教養」概念を、大正教養主義にまでさかのぼって検討して「教養」の重要性を示す。そのうえで、学校図書館が「教養」の形成にどのように役立つのかを解説する。