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四国路・文学の旅 名作のふるさとを訪ねて

出版社名 文藝春秋企画出版部
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-16-008977-8
4-16-008977-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 243P 19cm

商品内容

要旨

とにかく四国の文学は面白い。日本人初のノーベル文学賞候補になった作家も、SF小説の父も、山岳文学の元祖も、江戸戯作の開祖も、芥川賞と直木賞をつくった菊池寛も、みんな四国の出身だ。四国ほど豊かな文学空間は見当たらないと言ってよい。四国の文学の粋を知るための、最新にして最上のブックガイドが登場。

目次

土佐路をゆく(井伏鱒二『ジョン万次郎漂流記』
司馬遼太郎『竜馬がゆく』
田宮虎彦『足摺岬』
日本で最初の日記文学となった『土佐日記』
「第三の新人」と呼ばれた短編の名手 安岡章太郎
私小説に徹した作家 上林暁)
阿波路をゆく(日本人初のノーベル文学賞候補 賀川豊彦『死線を越えて』
京都嵯峨野に庵を結んだ天台宗の尼僧 瀬戸内寂聴
大衆小説の代表作 吉川英治『鳴門秘帖』
日本SFの父 海野十三
あきれるばかりの滑稽小説 井上ひさし『腹鼓記』)
伊予路をゆく(国民的な人気小説 夏目漱石『坊っちゃん』
短歌、俳句の改革者 正岡子規
明治という時代の叙事詩 司馬遼太郎『坂の上の雲』
四国の小さな谷間を舞台にした 大江健三郎『飼育』
空前の視聴率を記録したテレビドラマ 早坂暁『天下御免』)
讃岐路をゆく(足利幕府の成立を描く『太平記』
ホラー小説の古典 上田秋成『雨月物語』
『二十四の瞳』で小豆島の名を広めた壺井栄
八百年近く読み継がれた国民的叙事詩『平家物語』
空前絶後の実業家的作家にして文壇の大御所 菊池寛
高松が舞台となった世界文学 村上春樹『海辺のカフカ』)

著者紹介

落合 貞夫 (オチアイ サダオ)  
1954年香川県高松市生まれ。県立高松高校を経て大阪市立大学文学部入学。2012年まで高松市役所に勤務。2018年日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)