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ミドルマーチ 3

光文社古典新訳文庫 KAエ1−4

出版社名 光文社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-334-75429-7
4-334-75429-5
税込価格 1,496円
頁数・縦 493P 16cm
シリーズ名 ミドルマーチ

商品内容

要旨

密かに互いを思うウィル・ラディスローとドロシアだが、カソーボンの死にまつわる醜聞がきっかけで、仲を引き裂かれることに。ウィルは出立を前にバルストロードから驚くべき秘密を聞かされる。また、価値観の違いと借金によりリドゲイトとロザモンドの夫婦の間にも影が射す。(全4巻)

おすすめコメント

19世紀の作家ジョージ・エリオットの代表的長篇。英国中部の商業都市ミドルマーチを舞台に、宗教的理想に燃え、実務的にも有能な娘ドロシアと結婚相手の老牧師カソーボン、若き医師リドゲイト、市長の息子フレッドに銀行家バルストロードの人生を軸に描かれる人間模様。この巻では、ドロシアの最初の夫であるカソーボン牧師が嫉妬に狂ったすえに死に、ドロシアは21歳で寡婦になる。親戚や周囲の干渉をはねのけ、自分らしい生き方を貫こうとするが、青年ラディスローに惹かれてゆくのだが……。

著者紹介

エリオット,ジョージ (エリオット,ジョージ)   Eliot,George
1819‐1880。英国ヴィクトリア朝を代表する小説家。本名メアリ・アン・エヴァンズ。中部の土地差配人の家に生まれ、寄宿学校で教育を受けた後、自宅で外国語などさまざまな学問を独学で学び、30歳で評論雑誌の編集者補佐に。1857年、男性名「ジョージ・エリオット」で小説を発表(翌年『牧師たちの物語』として書籍化)。以後、小説を次々と発表し、成功をおさめる。’71年〜’72年に分冊刊行された『ミドルマーチ』はヴァージニア・ウルフをはじめとする後世の作家たちに賞賛され、現代でも英国小説の最高峰との呼び声が高い
廣野 由美子 (ヒロノ ユミコ)  
1958年生まれ。英文学者。京都大学教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)