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ヨーロッパ世界の誕生 マホメットとシャルルマーニュ

講談社学術文庫 2620

出版社名 講談社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-06-520289-0
4-06-520289-2
税込価格 1,859円
頁数・縦 505P 15cm

商品内容

要旨

地中海を中心に世界と繋がり、古代からゆるやかに存続しつづけたローマ文化は、イスラムの急激な進出により分断と終焉を迎える。ここに初めて、地中海から北方へと文明の枢軸は移り、ゲルマン諸地域を発祥とするカロリング王朝(七五一〜九八七)とカール大帝が歴史に登場する。中世が始まり、封建制と教会支配の「ヨーロッパ」が誕生するのである。西洋世界の転換点を解明する大歴史家の主著の文庫化!

目次

第1部 イスラム侵入以前の西ヨーロッパ(ゲルマン民族侵入後の西方世界における地中海文明の存続
ゲルマン民族侵入後の経済的社会的状況と地中海交通
ゲルマン民族侵入後の精神生活)
第2部 イスラムとカロリング王朝(地中海におけるイスラムの伸展
カロリング家のクーデターとローマ教皇の同家への接近
中世の開幕)

おすすめコメント

「地中海世界」の没落と「ヨーロッパ世界」の誕生、その背後のイスラムー。歴史家ピレンヌの集大成にして古典的名著、待望の文庫化!

著者紹介

ピレンヌ,アンリ (ピレンヌ,アンリ)   Pirenne,Henri
1862年ベルギー生まれ。歴史家。ヨーロッパ中世研究に新しい視点を導入、世界的権威となる。1935年没
増田 四郎 (マスダ シロウ)  
1908年生まれ。一橋大学名誉教授。1997年逝去
中村 宏 (ナカムラ ヒロシ)  
1930年生まれ。上智大学経済学部名誉教授。2000年逝去
佐々木 克巳 (ササキ カツミ)  
1931年生まれ。成蹊大学名誉教授。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)