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物的中国論 歴史と物質から見る「大国」

出版社名 青土社
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-7917-7296-4
(4-7917-7296-2)
税込価格 2,860円
頁数・縦 409P 19cm

商品内容

要旨

中華思想、国家主席、独裁、愛国教育、情報統制、サイバースペース、一帯一路、新型コロナウイルス…。自由や民主主義の極北として描かれる、現代中国についての型にはまった認識からは、「大国」の根底をなす原理を理解することはできない。中国語で考え、歴史に誠実に向き合い、その物質的次元から考える、気衛による新しい現代中国論。

目次

1 物質としての空間―人びとのあいだを埋めるもの(「科学」的「占い」に抗う大衆動員の予防について
チャイバースペース(Chyberspace)の出現とネット空間の「南北問題」―中国の「サイバー主義」論の背景にあるもの
尖閣問題に内在する法理的矛盾―「固有の領土」論の克服のために
「中国」という空間の定位と「天下」観念について
「中原」への回帰と乖離―中国社会の混淆性の問題について)
2 物質としての権力―支配の末端にあるもの(反帝・反植民地そして反日本軍国主義としての「保釣運動」
中国において“国家主席”とは何か
現代中国を見つめる歴史的視座―社会統合の位相より見る重慶騒動と指導者交代
「胡温政権」から「習李政権」への移行に何を見るべきか)
3 物質としての線 海と陸の地政学(「ウイグル問題」をめぐるアイデンティティ・ポリティクス再考―「陸」の世界の少数民族と貧困
朝鮮半島の「南北対立」の二重奏―北が南で南が北で
「陸」の位相における「ドイツ」と「中国」―「一帯一路」構想の地政学的意義の検討
「一帯一路」構想の経緯について
「一帯一路」構想を考察する意義と歴史の回帰について)
4 物質としてのエクリチュール―日本/日本語で語るということ(現代中国語の文語にまつわる雑感
二つの「国学」から見えてくるもの
明治における「近代」と「中国」―吉野作造のルジャンドル忘却に隠された意味について
「心」と「こゝろ」)

著者紹介

羽根 次郎 (ハネ ジロウ)  
1974年神奈川県横浜市生まれ。神奈川県立希望ケ丘高校、一橋大学社会学部を卒業後、同大学大学院言語社会研究科博士課程修了。天津外国語大学外国人教員、中国社会科学院近代史研究所ポストドクター研究員、愛知大学現代中国学部助教を経て、明治大学政治経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)