新・カウンセリングの話
朝日選書 999
出版社名 | 朝日新聞出版 |
---|---|
出版年月 | 2020年8月 |
ISBNコード |
978-4-02-263099-5
(4-02-263099-X) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 228P 19cm |
商品内容
要旨 |
対話というプロセスを通して、クライエント(来談者)の心理的な問題や悩みへの支援を行うのがカウンセリングだが、さらに生き方の発見の道案内もできるようになってほしいと著者は語る。「自分とつきあえるようになること」「人の違いを受け入れられるようになること」「ヒューマン・エラーを認め、赦せるようになること」。これらの発見も含めて、クライエントに寄り添った支援をするのが専門家であると。そして最終的な課題は、一人として同じではないクライエントを支援するために、自分というカウンセラーをどう育てるかであると。本書では、カウンセラーとして、また指導者として長年カウンセリングに携わってきた著者が、カウンセリングの基礎と新たな動向をまとめて伝える。カウンセリングに興味があり、学びたい人へのわかりやすい導きの書。 |
---|---|
目次 |
序章 |
おすすめコメント
カウンセリングの基本は、カウンセラーと来談者が一対一で対話する関係にあり、話したり聴いたりすることが主な手段となる。その対話のプロセスに潜むより深い意味の発見が、カウンセリングの本来の働きで、その深い意味の発見とは、次の三つの生き方ができるようになることである。「自分とつきあえるようになること」「人の違いを受け入れられるようになること」「ヒューマン・エラーを認め、ゆるせるようになること」。本書は、このような三つの生き方の発見を含めて、カウンセリングという心理的支援の基礎ををわかりやすく伝えることを意図して書かれている。カウンセリングを学びたい、カウンセラーになりたいと考えている人にとって必読の入門書で、カウンセラーとしてだけでなく、臨床心理士の養成や訓練をする立場でカウンセリングにも関わってきた著者だからこそ伝えられる内容が凝縮されている。初版が出た30年以上前から今も愛読されている本で、今回はその第3版。21世紀になって生まれた考えかたや実践方法をはじめ、2018年から国家試験が始まった公認心理師の役割、臨床心理士との違いなど、時代に即した新しい情報も多数追加されている。