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天安門広場 中国国民広場の空間史

出版社名 筑摩書房
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-480-85817-7
4-480-85817-2
税込価格 4,840円
頁数・縦 473P 22cm

商品内容

要旨

中国近代革命の中心地は、1949年まで「無名の空間」だった。新進気鋭の建築史家が膨大な現地資料を読み解き、中国都市史の巨大な空隙に挑む。貴重な図版を多数収録した、日本初の本格的研究。

目次

序章 「革命史観」からこぼれ落ちた歴史
第1章 禁地開放
第2章 広場を奪い合う―五四運動とその後
第3章 揺れる位置づけ―一九二〇〜三〇年代の建設と計画
第4章 メディアとしての天安門
第5章 一九四九年に切断線を引く―中国共産党とその「空間政治」
第6章 東西軸の創出、南北軸の延伸
終章 「施設」以前・以後

おすすめコメント

世界最大の広場は、1949年まで「無名の空間」だった。なぜここが中国史の主要な舞台となりえたのか。新進気鋭の建築史家が、中国都市史の巨大な空白に挑む。

著者紹介

市川 紘司 (イチカワ コウジ)  
1985年、東京都生まれ。東北大学大学院工学研究科助教。桑沢デザイン研究所非常勤講師。専門はアジアの建築都市史。博士(工学)。東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手、明治大学理工学部建築学科助教を経て、現職。2013‐15年、清華大学建築学院に中国政府奨学金留学生(高級進修生)として留学。論文「20世紀初頭における天安門広場の開放と新たな用途に関する研究」で2019年日本建築学会奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)