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パンデミックの文明論

文春新書 1276

出版社名 文藝春秋
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-16-661276-5
4-16-661276-X
税込価格 880円
頁数・縦 212P 18cm

商品内容

要旨

新型コロナの話で意気投合した、異色の二人が緊急対談。各国の感染症対策を見れば国民性がわかる。徹底して根絶を目指す欧米に対して、アジアはほどほどに共存しようとする。話題は古代ローマから現代まで時空を超えて、目からウロコの文明論が展開される。

目次

第1章 コロナでわかった世界各国「パンツの色」(コロナをめぐって離婚危機
洟ハンカチで感染拡大!? ほか)
第2章 パンデミックが変えた人類の歴史(ヨーロッパを変えた黒死病
スケープゴートにされたユダヤ人 ほか)
第3章 古代ローマの女性と日本の女性(原田知世vsレディー・ガガ
恐れられ、縛られていた古代ローマの女性 ほか)
第4章 「新しい日常」への高いハードル(分断・差別・姥捨山
日本の若者の「圧」 ほか)
第5章 私たちのルネッサンス計画(コロナウイルスが考えていること
空海とスティーブ・ジョブズ ほか)

出版社・メーカーコメント

新型コロナについての議論で意気投合した二人が緊急対談。古代ローマ帝国から現代日本まで、歴史を縦軸に、洋の東西を横軸に目からウロコの文明論が繰り広げられる。世界各国のコロナ対策を見れば、国民性がハッキリ見える。・「空気」という戒律が、日本でコロナを生きづらくさせた・イタリアで大流行してしまったのは、ハンカチで洟をかむから?・古代ローマ帝国の弱体化もパンデミックから始まった・「自粛警察」は不倫カップルのことも許せない・オランダ人の50%はトイレに行っても手を洗わない・「浮気遺伝子」と感染拡大地域のビミョーな関係・疫病が拡大すると「マイノリティ」排除が起きやすい

著者紹介

ヤマザキ マリ (ヤマザキ マリ)  
1967年、東京都生まれ。漫画家・文筆家。東京造形大学客員教授。フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)で第3回マンガ大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞
中野 信子 (ナカノ ノブコ)  
1975年、東京都生まれ。東日本国際大学特任教授。脳科学者、医学博士。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008年から2010年までフランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)