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ほの暗い永久(とわ)から出でて 生と死を巡る対話

文春文庫 う38−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-16-791566-7
4-16-791566-9
税込価格 715円
頁数・縦 222P 16cm

商品内容

要旨

人はなんのために生まれ、生きて、死ぬのか。『精霊の守り人』で知られる作家が最愛の母の死を看取る日々の中で、聖路加国際病院の気鋭の医師と交わした往復書簡。豊かな知性と感性に彩られた二人の対話は驚きに満ち、深く静謐な世界へと導かれていく。未曾有のパンデミックに向き合う思い、未来への希望を綴った新章を追加。

目次

はじめに 思いがけぬ角度から飛んでくる球(上橋菜穂子)
蓑虫と夕暮れの風(上橋菜穂子)
陽の光、燦々と降りそそぐ海で(津田篤太郎)
見えるもの、見えないもの(上橋菜穂子)
切り口を変えると、見方が変わる(津田篤太郎)
母の贈り物(上橋菜穂子)
私たちの輪郭を形作るもの(津田篤太郎)
流れの中で、バタバタと(上橋菜穂子)
日常を再発見する(津田篤太郎)
春の日の黄昏に(上橋菜穂子)
死と再生、人生の物語化(津田篤太郎)
おわりに 奇縁に導かれる「最高の選択」(津田篤太郎)
未曾有のパンデミックにどう向き合うか(津田篤太郎)
地球に宿る(上橋菜穂子)

著者紹介

上橋 菜穂子 (ウエハシ ナホコ)  
1962年東京生まれ。文学博士。川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』で作家デビュー。野間児童文芸賞、本屋大賞、日本医療小説大賞など数多くの賞に輝き、2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞。2020年、マイケル・L・プリンツ賞オナー、日本文化人類学会賞を受賞
津田 篤太郎 (ツダ トクタロウ)  
1976年京都生まれ。京都大学医学部卒業。医学博士。聖路加国際病院リウマチ膠原病センター副医長を経て、NTT東日本関東病院リウマチ・膠原病科部長。西洋医学と東洋医学の両方を取り入れた診療を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)