この気持ちもいつか忘れる CD付・先行限定版
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2020年9月 |
ISBNコード |
978-4-10-350832-8
(4-10-350832-9) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 369P 20cm |
書店レビュー
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この気持ちもいつか忘れる
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
ベストセラー「君の膵臓をたべたい」の住野よるが長編恋愛小説を書いた。しかも作者の強い思いで実現した音楽とのコラボレーション。リンクすることで作られた新たなメッセージから新鮮な発見を感じる。
異世界の少女と出逢った高校生。不思議な空気の中、独特の浮遊感に包まれてページを繰るごとに余韻が深まり、フワフワと読み進んでいく。時を過ぎて深まる記憶と時の流れとともにかすんでいく記憶。すべてがかけがえのないいとしい宝物。けれど一方で、人は過ぎ去りし時に生きるのでなく、これからを生きるのだと思わずにいられなかった。(2020年9月22日)
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商品内容
要旨 |
平凡な日々に飽き飽きとして生きる高校生のカヤ。16歳の誕生日を迎えた直後、深夜のバス停で出会ったのは爪と目しか見えない異世界の少女だった。真夜中に邂逅を重ねるうち、互いの世界に不思議なシンクロがあることに気づき、二人は実験を始める―。ああ、俺は、あの子の、英雄になれるじゃないか。大ベストセラー『君の膵臓をたべたい』の著者が描く、初の恋愛長篇!ロックバンド・THE BACK HORNの5曲入りCDが付いた先行限定版。 |
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出版社・メーカーコメント
住野よるが学生時代から敬愛するTHE BACK HORNと、作品の構想段階から打ち合わせを重ね、創作の過程も共有し、 双方向に影響を与え合うことで生み出された新しい形のコラボレーション作品『この気持ちもいつか忘れる』。小説にTHE BACK HORNのCDがついた先行限定版。 退屈な日常に飽き飽きしながら暮らす高校生のカヤ。平凡なクラスメイト達を内心で見下しながら、自分自身も同じくつまらない人間であることを自覚していた。そんな カヤが16歳の誕生日を迎えた直後、深夜のバス停で出会ったのは、爪と目だけしか見えない謎の少女だった。突然のあまりに思いがけない出会いに、動揺するカヤ。しかし、それは一度だけのことではなく、その後、カヤは少女・チカと交流を深めていく。どうやらチカはカヤとは異なる世界の住人らしい。二人の世界には不思議なシンクロがあり、チカとの出会いには何かしらの意味があるのではないかとカヤは思い始める。