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100年時代の健康法

出版社名 サンマーク出版
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-7631-3768-5
4-7631-3768-9
税込価格 1,540円
頁数・縦 318P 20cm

商品内容

要旨

世界的老年医学研究所で老化と長寿の真実を追いつづける公衆衛生医師がまとめ上げた、健康余命を長くする正しい知識。人間の平均寿命が延びるとき、健康余命を左右するのは筋力、栄養、社会参加だった。「不健康な長寿」にならないために、今、本当に知ってほしいこと。

目次

0章 人生100年時代の真実―健康常識が変わる身体変化・社会構造の変化
1章 加齢の真実―経年で人間はこう変わる
2章 これが、「危険な虚弱状態」をつくる―特定された原因と、ひとすじの光明
3章 100年時代の健康戦略1 「体」を変える―虚弱にならないうえで「筋力」が大事
4章 100年時代の健康戦略2 「食事」を変える―食卓に並ぶ「品数」がとんでもなく重要だった
5章 100年時代の健康戦略3 「生活」を変える―「外出」「人付き合い」の有無が体をよくも悪くもする
6章 100年時代の生き方―余生、避けられない病とどう生きるか

出版社・メーカーコメント

世界的老年学研究所の公衆衛生学者が、大規模調査×データ分析×追跡調査で「寿命が否応なく延びる超・長寿時代、長く健康に生きる方法」をまとめ上げる!メタボは、高齢者があとどれくらい健康で生きられるかという『健康余命』と関係がないーー公衆衛生調査で解き明かした著者が辿りついた結論は「『フレイル』が健康余命を脅かす」というものでした。フレイルとは、「心身の機能が低下する」という、まさに老化現象。しかし、今まで主観的にしか捉えられなかったこの「老化」という状態が、世界の研究界で今、注目されています。それは、フレイルになる条件が見つかったから。そして、フレイルになることは、超・長寿時代においては「不健康な状態で長生きしなくてはならない」ことを意味するから。さらにここが一番のポイントで、フレイルになっても手を打つことで健康な状態に戻れるとわかったから。実際に著者が調査したところ、ある条件を満たした人たちではフレイルから健常に戻る「可逆性」が認められました。著者は、そんなフレイルに陥る条件として「筋力・栄養・社会参加」の3つを特定。これから来る人生100年時代を健康に過ごす指針がまとめられた、全世代知っておきたい「本当に正しい知識」です。

著者紹介

北村 明彦 (キタムラ アキヒコ)  
東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チーム研究部長。医学博士。日本公衆衛生学会認定専門家、日本疫学会上級疫学専門家、社会医学系専門医協会指導医・専門医。1989年筑波大学大学院医学研究科を修了後、大阪府立成人病センター、大阪府立健康科学センター、大阪がん循環器病予防センター、大阪大学で診療・研究・教育に従事。2016年1月より現職(2020年度現在)。生活習慣病予防と介護予防という壮年期・高齢期の両健康を専門分野としており、脳卒中・心臓病・高血圧・脂質異常・糖尿病の予防に加え、フレイル・ロコモティブシンドローム・認知症の予防を研究テーマとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)