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ブラームスの協奏曲とドイツ・ロマン派の音楽

出版社名 芸術現代社
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-87463-217-8
4-87463-217-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 283P 21cm

商品内容

要旨

ブラームスは4曲の協奏曲を作曲した。これらの協奏曲は、ブラームスの創作、そしてドイツ・ロマン派の音楽の中でどのような位置づけを持つのだろうか。彼の作品にはドイツ・ロマン派だけではなく古楽、民謡などのさまざまな音楽が流れ込み、独自の世界が生み出された。4曲の協奏曲とともに、これらの作品の土壌を成したドイツ・ロマン派の音楽との関係を包括的に取り上げる。

目次

第1部 ピアノ協奏曲への道
第2部 ブラームスと19世紀の協奏曲
第3部 ブラームスの響きの形成
第4部 『ピアノ協奏曲第1番』協奏曲に託したブラームスの革新―交響曲の構想とパレストリーナ研究
第5部 交響曲的な協奏曲
第6部 最後の協奏曲『ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調』作品102
結語 ブラームスの協奏曲の歴史的な意義とその影響

著者紹介

西原 稔 (ニシハラ ミノル)  
山形県生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期修了。桐朋学園大学音楽学部教授を経て、桐朋学園大学名誉教授および桐朋学園大学特別招聘教授。18、19世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻。「シューマン全ピアノ作品の研究 上・下」(音楽之友社、ミュージック・ペン・クラブ賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)