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追憶の東京 異国の時を旅する

出版社名 早川書房
出版年月 2020年10月
ISBNコード 978-4-15-209951-8
4-15-209951-8
税込価格 2,420円
頁数・縦 366P 19cm

365Booksのおすすめ

日比谷、日本橋、浅草、赤坂……。
イギリス人作家の著者さんが江戸時代〜戦後の日本の歴史や都市の成り立ちをめぐって、都内を旅した記録。古い文献に当たりながら史跡を訪れ、そこに暮らす人々の声に耳を傾ける。
日本人でも知らないような、日本人だから見逃してしまうような、街の姿が見えてきます。

365Booksとは?

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    このコーナーではマスコットキャラクターの棚忍者とナビヘビちゃん(の中の人)が読者の方に今オススメしたい1冊をご紹介します。

商品内容

要旨

2000年代はじめ、作家は東京タワー近くで鐘の音を聞く。それは江戸時代から人々に時刻を知らせていた鐘だった。その音に導かれるように彼女の巡礼ははじまる。史跡を訪ね、語り部たちと交わる。そのなかで、災禍や戦争、開発により様変わりした街の記憶と、ずっと変わらない日本の心に触れてゆく。日本文化に通じた識者たちから称賛された、外国人作家による日本紀行文の新たな傑作!英国の伝統ある旅行専門書店が主催する“スタンフォード・ドルマン・トラベルブック・オブ・ザ・イヤー賞”最終候補。

目次

時の鐘
日比谷
日本橋―ゼロ地点
浅草―伝説の関東平野
赤坂―江戸の発明
目白―幕府転覆ならず
根津―徳川の時計
上野―最後の将軍
鹿鳴館―明治維新
築地―帝国日本
本所横川―川の東
丸の内―あらたな起源
北砂―一九四五年の焼夷弾
芝切通し―東京タワー
サマータイム―占領下の東京
市谷―戦後の繁栄
新宿―明日の東京
日比谷―帝国ホテル

出版社・メーカーコメント

江戸時代から戦後にかけての東京の歴史をめぐり、作家は東京の各所を訪ね歩く。史跡を訪ね、人物に聞き取りをし、古い文献を紐解きながら、現代日本人も知らない東京の姿を〈再発見〉していく。イギリスの女性作家による、都市の記録と記憶をめぐるエッセイ。

著者紹介

シャーマン,アンナ (シャーマン,アンナ)   Sherman,Anna
作家。アメリカ合衆国アーカンソー州出身。オックスフォード大学にてギリシア語とラテン語を学び、2001年に来日。仕事のかたわら日本語を勉強しつつ、十年余りを東京で過ごす。そこでの体験をまとめた『追憶の東京―異国の時を旅する』を2019年に刊行。日本研究や日本文化に通じた識者から高く評価され、英国の伝統ある旅行専門書店によるスタンフォード・ドルマン・トラベルブック・オブ・ザ・イヤー賞の最終候補、王立文学協会オンダーチェ賞の候補に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)