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政治と複数性 民主的な公共性にむけて

岩波現代文庫 学術 426

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-00-600426-2
4-00-600426-5
税込価格 1,782円
頁数・縦 334,52P 15cm

商品内容

要旨

余計者を無視し、黙殺し、遠ざけようとする脱‐実在化の暴力に抗し、一人ひとりの政治的存在者としての現われを保障しあう、新たな社会統合の可能性とは。コロナ・パンデミックに照らして本書の論点と直視すべき課題を整理する「岩波現代文庫版あとがき」を付す。

目次

1(デモクラシーと複数性
デモクラシーと社会統合)
2(表象の政治/現われの政治
公共性の二つの次元)
3(社会の分断とセキュリティの再編
社会的連帯の理由
親密圏のポリティックス)
4(政治的責任の二つの位相
丸山眞男における多元化のエートス)

出版社・メーカーコメント

「余計者」を無視し、黙殺し、遠ざけようとする脱−実在化の暴力に抗し、それぞれの位置から語られる言葉に敬意を払い、一人ひとりの政治的存在者としての現われを相互に保障しあう。アーレントやハーバーマスの議論を踏まえ、排他的な同質性の政治を批判的に問い直す、内向きに閉じない社会統合の可能性を切り開く書。

著者紹介

齋藤 純一 (サイトウ ジュンイチ)  
1958年生まれ。早稲田大学政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学政治経済学術院教授。政治理論・政治思想史専攻。『岩波講座 政治哲学』の編集委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)