医者は患者の何をみているか プロ診断医の思考
ちくま新書 1532
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2020年11月 |
ISBNコード |
978-4-480-07354-9
(4-480-07354-X) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 218P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 病院で医師が行う「診断」は、患者に症状を尋ねて病名を告げるだけの単純なものではない。「わからないもの」や「不確かなもの」を、膨大な知識や情報をもとに明らかにする、高度な思考プロセスであり、人命がかかるだけに結果に責任も伴う。診断に際し医師はどのように頭を働かせているのだろうか。本書では、外来で日々何人もの患者に向き合う現役の総合内科医が、「診断」の意味や意義、そのメカニズムを、自身の経験をもとに語っている。正確かつ迅速な診断を行うためには、これまで培った医学知識や、自身や他の医師による症例などを総動員するだけでなく、時間による変化も考慮しながら患者の体で何が起こっているかを想像・予測しなければならないという。「脳内で時間を自在に動かす」といった想像のプロセスは、医療以外で要求されるクリエイティビティにも示唆を与える。著者は、医療法人社団永生会南多摩病院総合内科・膠原病内科部長。リウマチ専門医、総合内科専門医の資格を持ち、不明熱をはじめとした「原因のわからない病気の診断と治療」を専門としている。 |
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商品内容
要旨 |
病名よりも診断よりも大切なのが治療です。症状の原因が分からず、診断名も与えられない…ということでいろいろな病院や科へ回る患者さんがいます。それは間違っています。症状が起きている仕組みやメカニズムが推定できれば治療はできるのです。では医者はそのために患者の何をみているのか?プロ診断医が行う病態把握のための四次元思考をお見せします! |
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目次 |
第1章 診断とは |