• 本

なぜか宇宙はちょうどいい この世界を創った奇跡のパラメータ22

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-416-62038-0
4-416-62038-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 207P 19cm

商品内容

要旨

宇宙は物理法則に支配されていますが、その法則は定数、あるいはパラメータと呼ばれる数値によって表されます。これらの数値は、実験や観測でしかわからず、理論的に定めることもできない、理由なき値といえるものです。しかし、これらの値がどれかひとつでも少し変わっただけで、この世界を大きく変えてしまい、生命が誕生することはありません。同じように、生命誕生には都合がいいが、なぜこの値になったのか説明ができない物理定数や宇宙を規定する値がこの世界にはたくさん存在します。本書は、そんな不思議なパラメータたちに焦点を当て、その法則の役割や、もしその値が大きかったり小さかったりした場合に、世界はどのように変化してしまうのかを豊富なイラストとともに紹介します。

目次

宇宙の微調整問題
真空中の光速度:C
重力定数:G
プランク定数:h
単位の話とプランク尺度
電気素量:e
フェルミ定数:GF
強い力の大きさ:αS
電子・陽子・中性子の質量:me,mp,mn
ハッブル定数:H0
宇宙密度パラメータ:Ω0
宇宙定数:Λ
ダークエネルギー状態方程式パラメータ:W
宇宙の曲率:K
宇宙のバリオン光子比:η
初期ゆらぎの大きさ:AS
素粒子の世代数:3
空間と時間の次元:3と1
エディントン数:1080
微調整問題は何を意味しているのか

出版社・メーカーコメント

宇宙が誕生した瞬間、すべての物理法則は生命に都合のいい世界になるよう調整された。宇宙の法則をイラストとともに解説する。

著者紹介

松原 隆彦 (マツバラ タカヒコ)  
高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所・教授。博士(理学)。京都大学理学部卒業。広島大学大学院博士課程修了。東京大学、ジョンズホプキンス大学、名古屋大学などを経て現職。主な研究分野は宇宙論。2012年度日本天文学会第17回林忠四郎賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)