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築地本願寺の経営学 ビジネスマン僧侶にまなぶ常識を超えるマーケティング

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-492-50322-5
4-492-50322-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 238P 19cm

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要旨

東京都中央区にある築地本願寺は、1617年創建、浄土真宗本願寺派の由緒ある寺院である。京都市の西本願寺の直轄寺院でもある同寺は、2015年から10年計画で大改革を進めている。その旗振り役である安永雄彦宗務長は、元銀行員でコンサルティング会社を経営していた異色の“ビジネスマン僧侶”だ。本書では、仏教界の常識にとらわれず、マーケティングとマネジメントの手法を駆使した築地本願寺の“リブランディング”を進める安永氏が、その狙いと中身を、それまでの経緯とともに語っている。時代の変化によって人々の「寺離れ」が進み、400年の伝統を誇る築地本願寺も経常収支の赤字を抱えるようになった。その危機を打開するために白羽の矢を立てられた安永氏は、築地本願寺を開かれた寺にして「顧客創造」を目指すべく「『寺と』プロジェクト」を立ち上げる。著者の安永氏は、三和銀行(現三菱UFJ銀行)に21年間勤務の後、外資系大手エグゼクティブ・サーチ会社(ラッセル・レイノルズ)を経て独立、島本パートナーズの代表取締役社長として経営幹部人材のサーチ・コンサルティング業務に従事した。2015年、築地本願寺代表役員・宗務長に就任。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年12月16日]

商品内容

要旨

400年の伝統ある築地本願寺でも今、変わらなければ潰れます。人生サポート、KOKOROアカデミー、宿泊、結婚式、よろず僧談、ランチタイムコンサート。「カンブリア宮殿」で注目!コロナ禍でもオンライン法要で集客力向上、予約殺到の30万円からの「合同墓」、インスタ映えで大行列のカフェ。

目次

第1章 新たな時代に変わらない価値をつくる―築地本願寺のサバイバル戦略
第2章 開かれたお寺の「顧客創造」―築地本願寺のリブランディング
第3章 お寺は「人生のコンシェルジュ」―顧客とつながるマーケティング
第4章 目標を共有できる仕組みをつくる―人材マネジメントとリーダーシップ
第5章 なぜ働くのか、なぜ生きるのか―ビジネスマン僧侶のキャリアのつくり方、考え方
終章 なぜ「新たな時代」に仏教が必要なのか―死を恐れず、「一日一生」を生きる

出版社・メーカーコメント

元銀行マン僧侶が挑むビジネスモデル変革。コロナ禍でもオンライン法要で集客力向上、「檀家」代わりの顧客をつくるマーケティング。

著者紹介

安永 雄彦 (ヤスナガ ユウヒコ)  
築地本願寺代表役員・宗務長。1954年生まれ。東京都出身。開成高校、慶應義塾大学経済学部卒業。ケンブリッジ大学大学院博士課程修了(経営学専攻)。三和銀行(現三菱UFJ銀行)に21年間勤務。大手鉄道会社において新規事業の企画開発に従事する一方、ITを活用した消費者金融会社の設立、開業を財務・人事管理部門のヘッドとして担当。外資系大手エグゼクティブ・サーチ会社(ラッセル・レイノルズ)を経て独立、島本パートナーズの代表取締役社長として経営幹部人材のサーチ・コンサルティング業務に従事、企業経営者や大手企業幹部向けのエグゼクティブ・コーチング活動を展開。2015年7月、築地本願寺代表役員・宗務長に就任。僧侶組織のトップとして法務に従事するとともに、寺院の運営管理や首都圏での個人を対象にした新しいかたちの伝導布教活動を企画推進中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)