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女は不死である ラカンと女たちの反哲学

出版社名 河出書房新社
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-309-24981-0
4-309-24981-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 268P 20cm

商品内容

要旨

女の悦びと男の悦び、どちらのほうが勝るのか?満足が完全であればあるほど、性関係を阻害する「ファルス享楽」の逆説から、完全さの桎梏を逃れ、果てしなく上乗せされる「女の享楽」の冒険へ。デュラス、聖女テレサ、ラカンの愛人ミーヨ…ラカンの反哲学の地平に「女たち」の思想史を試みる画期的な書!

目次

1 総論―女のエディプスから女なるものの享楽へ((精神分析的に)女性的なるもののほうへ
「男と女とに神は彼らを創り給うた」
女=ファルス
ファルスがある/性関係はない
女なるものとその享楽)
2 各論―ラカンと女たち(オフィーリア―幻想の構造と対象への関係
マリー・ボナパルト―盗まれ…買い戻された手紙
肉屋の美人細君―ヒステリーの「満たされぬ欲望をもつ欲望」
マルグリット・デュラス―ラカンの教えを、ラカン抜きに…
アビラのテレサ―女の享楽とはなにか?
カトリーヌ・ミーヨ―「女たちの神」のほうへ)

出版社・メーカーコメント

ファルス享楽から女の享楽へーー「女」についてラディカルな思考を展開したラカンの反哲学的闘争を通して、デュラス、聖女テレサ、ラカンの愛人ミーヨら「女たち」の思想史を試みる衝撃作。

著者紹介

立木 康介 (ツイキ コウスケ)  
1968年生まれ。京都大学文学部卒業。パリ第八大学精神分析学科博士課程修了。現在、京都大学人文科学研究所教授。専攻、精神分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)