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新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか

幻冬舎新書 て−5−1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-344-98606-0
4-344-98606-7
税込価格 946円
頁数・縦 241P 18cm

商品内容

要旨

戦後、新宿駅周辺の闇市からあぶれた人々を受け止めた歌舞伎町は、アジア最大の歓楽街へと発展した。黒服のホストやしつこい客引きが跋扈し、あやしい風俗店が並ぶ不夜城は、コロナ禍では感染の震源地として攻撃の対象となった。しかし、この街ほど、懐の深い場所はない。職業も年齢も国籍も問わず、お金がない人も、居場所がない人も、誰の、どんな過去もすべて受け入れるのだ。十九歳でホストとして飛び込んで以来、カリスマホスト、経営者として二十三年間歌舞伎町で生きる著者が“夜の街”の倫理と醍醐味を明かす。

目次

プロローグ コロナ禍の新宿区長からのメール(ホストクラブのことを教えて欲しい
ホストクラブに根強くある行政への不信 ほか)
第1部 歌舞伎町は辿り着く街(渋谷では暴動が起きて、新宿では起きない理由
歌舞伎町にわかりやすく美味しいお店はない ほか)
第2部 歌舞伎町は許してくれる街(ホストはタキシードで寝ていると思わせる仕事
ホストクラブの泥棒たちと一つの決断 ほか)
エピローグ 拝金主義という強さ(コロナ禍と家賃
拝金主義が生んだ大らかさ ほか)

出版社・メーカーコメント

戦後、新宿駅周辺の闇市からあぶれた人々を受け止めた歌舞伎町は、アジア最大の歓楽街へと発展した。黒服のホストやしつこい客引きが跋扈し、あやしい風俗店が並ぶ不夜城は、コロナ禍では感染の震源地として攻撃の対象となった。しかし、この街ほど、懐の深い場所はない。職業も年齢も国籍も問わず、お金がない人も、居場所がない人も、誰の、どんな過去もすべて受け入れるのだ。十九歳でホストとして飛び込んで以来、カリスマホスト、経営者として二十三年間歌舞伎町で生きる著者が<夜の街>の倫理と醍醐味を明かす。

著者紹介

手塚 マキ (テズカ マキ)  
歌舞伎町でホストクラブ、バー、飲食店、美容室など十数軒を構える「Smappa!Group」の会長。歌舞伎町商店街振興組合常任理事。JSA認定ソムリエ。1977年、埼玉県生まれ。川越高校卒業、中央大学理工学部中退。97年から歌舞伎町で働き始め、ナンバーワンホストを経て、独立。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を仲間と立ち上げ、深夜の街頭清掃活動を行う一方、NPO法人グリーンバードでも理事を務める。2017年には舞歌伎町初の書店「歌舞伎町ブックセンター」をオープンし、話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)