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海人族の古代史

出版社名 河出書房新社
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-309-22816-7
4-309-22816-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

非常民の民俗学への懸け橋。古代、海人族は天皇家とも結びついて活躍、王権を支えた。しかし、応神朝頃から没落、歴史の表舞台から姿を消し、零細な漁民として卑賎視されるようにもなるのだが…。各地にダイナミックな足跡を残した異民たちの盛衰史。

目次

第1部 天界と異界(丹後国風土記逸文
海人族の原郷
浦島・竹取変幻)
第2部 海人族と古代王権(丹後王国の皇女たち
ワニ氏・尾張氏・息長氏
天武・持統朝の深謀)
第3部 エビスたちの日本列島(東と西の海人族
海人族の末裔
民俗の神々)

出版社・メーカーコメント

古代、ヤマト政権を支えたのは、海部氏、尾張氏など、海人族であった。籠神社など、彼らが祀った神社や、浦島・羽衣伝説、竹取物語などを検証しつつ、彼らの実態、発展、衰退のあとを追う。

著者紹介

前田 速夫 (マエダ ハヤオ)  
1944年、疎開先の福井県勝山生まれ。東京大学文学部英米文学科卒業。68年、新潮社入社、文芸誌『新潮』に配属。78年、新潮文庫編集部へ。87年より白山信仰などの研究を目的に「白山の会」を結成。94年、『新潮』編集部に復帰、翌年より2003年まで編集長を務める。主な著書に、『余多歩き 菊池山哉の人と学問』(読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)