感染症と隔離の社会史 避病院の日本近代を読む
出版社名 | 青弓社 |
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出版年月 | 2020年11月 |
ISBNコード |
978-4-7872-3479-7
(4-7872-3479-X) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 202P 21cm |
商品内容
要旨 |
明治期に作られた伝染病・感染症を専門にする「避病院」に光を当て、尾崎紅葉や正宗白鳥の文学作品や避病院の勤務医の当直日誌などの資料を現代語訳・要約しながら紹介して、感染症と隔離の日本近代を描く。 |
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目次 |
第1章 尾崎紅葉『青葡萄』とコレラ対策 |
出版社・メーカーコメント
コレラ、赤痢、ペスト、スペインかぜ……近代以降、様々な伝染病・感染症が流行してきたが、医学はどのように対応して、どう克服してきたのか。明治期に作られた伝染病・感染症を専門にする「避病院」に光を当てて、尾崎紅葉『青葡萄』や正宗白鳥『避病院』、与謝野晶子「感冒の床から」、現・都立病院の当直日誌などの作品や資料を現代語訳・要約しながら紹介し、感染症や医療現場の実態、防疫体制の地域格差などを掘り起こす。著者が勤める国立病院機構埼玉病院の臨床現場から、現状や風評被害の実態、新型コロナウイルスの集団免疫による収束についての小論も収めて、感染症と隔離の日本史から「いま」と「あした」を考える視点を提供する。