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トッカイ 不良債権特別回収部

講談社文庫 き68−3

出版社名 講談社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-06-521956-0
4-06-521956-6
税込価格 880円
頁数・縦 357P 15cm

商品内容

要旨

名作『しんがり』、『石つぶて』に続く、清武ノンフィクションの傑作!バブル崩壊後、残された巨額の不良債権。銀行も、そして政府もたじろいだその回収にあたったのは、中坊公平率いる住宅金融債権管理機構、のちの整理回収機構の面々だった。そしてその奮闘は、いまなお続いている―知られざる「20年戦争」驚愕と感動の物語。

目次

序章 怪商とあらくれ
第1章 取り立て前夜
第2章 奪り駒たち
第3章 悪戦が始まった
第4章 不良債権は逃げている
第5章 トッカイがなんぼのもんじゃい
第6章 容赦なき回収は終わるのか
第7章 ミッシングリンクをつなげ
第8章 最後の闘い
終章 勝ったのか
文庫版のための追補「トッカイ」とは何だったのか―大蔵省元銀行局長の証言

出版社・メーカーコメント

貸し手の側から取り立てる側へ――将棋の「奪り駒」の ように回収の盤上に打ち込まれた面々が、怪商、借金王、ヤクザらを追い詰める

著者紹介

清武 英利 (キヨタケ ヒデトシ)  
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、’75年に読売新聞社入社。青森支局を振り出しに、社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より読売巨人軍球団代表兼編成本部長。’11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争に。現在はノンフィクション作家として活動。著書『しんがり―山一證券最後の12人』(講談社文庫所収)で’14年度講談社ノンフィクション賞、『石つぶて―警視庁二課刑事の残したもの』(講談社文庫所収)で’18年度大宅壮一ノンフィクション賞読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)