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でたらめの科学 サイコロから量子コンピューターまで

朝日新書 796

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-02-295104-5
4-02-295104-4
税込価格 869円
頁数・縦 221P 18cm

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要旨

数学や統計学、物理学などの分野では「でたらめ」な数字の並び、すなわち「乱数」が重要な役割を果たしている。身近なところでは、世論調査の対象者の無作為抽出、広告キャンペーンで抽選に使われるランダムな文字列などに乱数が使われる。真に無規則な乱数を生成するのには、さまざまな方法が試されてきた。本書は、「乱数」理論の変遷に始まり、世論調査や工業製品の抜き取り検査から核融合までの多彩な応用、将来の展望まで幅広く取材した科学ルポ。ランダムな乱数を生成するのにもっとも単純な方法はサイコロやルーレットだが、大量の乱数が必要な場面では限界がある。そのために、いろいろな装置が開発され「乱数表」が作られた。現代ではコンピューターのプログラムも使われるが、それによって作られる乱数は、究極的には、何らかの規則性を持ってしまうために「擬似乱数」と呼ばれる。著者は、朝日新聞東京本社科学医療部次長。京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修了。朝日新聞社で、週刊朝日編集部、東京・大阪の旧科学部、米CNN派遣、アメリカ総局員、メディアラボ室長補佐、ソーシャルメディアエディターなどを経て現職。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年1月26日]

商品内容

要旨

規則性が見つからない、なんのルールも特徴もない数の並び「乱数」。でたらめだからこそ価値があり、でたらめぶりが重宝がられる摩訶不思議。くじ引き、工業製品の品質管理、コンピューターのゲーム、世論調査、情報セキュリティーそして新型コロナウイルスの治療薬開発…わたしたちは、日々でたらめな数の並び=乱数のお世話になっている。身近なのに奥深い「でたらめワールド」を探検してみよう。

目次

第1章 でたらめをつくる(でたらめづくりの歩み
世界最速のサイコロ
「1+1=0」の異世界にて)
第2章 でたらめをつかう(真実に迫るでたらめ
情報を守る乱数
乱数を売る・操る)
第3章 でたらめの未来(1000兆個の乱数で
物理乱数の夢
進化する乱数)

出版社・メーカーコメント

「乱数」は、規則性がなく、まとめられない「でたらめ」さに真価がある。どれだけ完璧な「でたらめ」な乱数が作れるか、サイコロに始まりコンピューターを駆使しての研究が長年続けられてきた。その乱数は、プロ野球のサイン、核融合、人工衛星の設計など、ありとあらゆるところに応用されている。乱数の理論から応用、将来の展望まで幅広く取材した科学ルポ。第1章 でたらめをつくる でたらめづくりの歩み/コラム疑似乱数と物理乱数/史上最速のサイコロ/「1+1=0」の異世界にて/円周率は乱数なのか/世界記録を目指した第2章 でたらめをつくる 真実に迫るでたらめ/情報を守る乱数/乱数を売る・操る第3章 でたらめの未来 1000兆個の乱数で/コラム準乱数/物理乱数の夢/進化する乱数 など

著者紹介

勝田 敏彦 (カツダ トシヒコ)  
1962年、兵庫県生まれ。朝日新聞東京本社科学医療部次長。京都大学理学部卒、同大学院工学研究科数理工学専攻修了。89年朝日新聞社入社、週刊朝日編集部、東京・大阪の旧科学部、米CNN派遣、アメリカ総局員、メディアラボ室長補佐、ソーシャルメディアエディターなどを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)