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野の古典

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-314-01180-8
4-314-01180-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 397P 19cm

商品内容

要旨

古典には立派なことばかり書いてあるわけではない。底無しの煩悩、醜い邪心、制御不能な愛欲、えげつない話―教科書には載らない部分こそ、人間の真の姿を映し出してくれる。『古事記』『万葉集』から『南総里見八犬伝』『武士道』まで、能楽界の奇才が縦横無尽に語る。妄想力を全開に古人の記憶を呼び覚ます、異界を彷徨う脳の快楽。声に出して謡って舞って、身体に沁み込む二十四講。

目次

神話の大便、扇と夏の恋――『古事記』、藤原定家
お正月と罪と生贄――『古事記』
歌の世界へ――『万葉集』
アダルト小説的――『御伽草子』『風土記』
『論語』はすごい――『論語』
誠を極める――『中庸』
ゲス不倫どころではない――『伊勢物語』
源氏物語ごっこ――『源氏物語』
魂を鎮める――『源氏物語』、能『葵上』
呪詞としての和歌――『古今和歌集』『新古今和歌集』
音の文学――『平家物語』
闇の文学――『平家物語』
眠りの芸術能――『黒塚(安達原)』
初心忘るべからず――『風姿花伝』
随筆なう――『方丈記』『徒然草』
優雅な貧乏生活――『鶉衣』
カネとオンナ――『好色一代男』『日本永代蔵』
野の賢者松尾芭蕉
ゆっくり歩く――『おくのほそ道』
きわどいベストセラー――『東海道中膝栗毛』
怪談、怨霊、鎮魂――『死霊解脱物語聞書』『雨月物語』
漢文と日本人――『詩経』『笑府』ほか
声に出して読みたくなる――『南総里見八犬伝』
わたしたちは何者か――『武士道』

著者紹介

安田 登 (ヤスダ ノボル)  
1956年、千葉県銚子市生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。高校の国語教師だった二十四歳のときに能と出会い、二十七歳で重鎮・鏑木岑男氏に入門。現在は能楽師として国内外で活躍しながら、能のメソッドを使った作品の創作・演出・出演などに精力的に取り組んでいる。東京・京都をはじめとする各地で社会人向け寺子屋を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)