• 本

衆議院事務局 国会の深奥部に隠された最強機関

出版社名 白秋社
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-434-28309-3
4-434-28309-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 295P 20cm

商品内容

要旨

日本の最高裁判所は違憲判断から逃げている。「高度の政治性を持つものは裁判所の違憲立法審査権にはなじまず、ゆえに国会と内閣の判断に委ねるべきだ」としている。そこで憲法と議会制民主主義を守るため、ある組織が国会のなかで大きな役割を果たすようになった。それが「衆議院事務局」だ。著者は岸信介内閣から宮沢喜一内閣まで衆議院事務局職員として「憲法の番人」を務め、その後、参議院議員をも務めた「国会の生き字引」だ。いま「自民一強」体制が続く国会で多くの問題が露呈しているが、著者が活躍した時代の衆議院事務局を取り戻せば、日本は必ず復活する!!―内容紹介

目次

序章 安倍首相の「クーデター」
第1章 「政治の黒衣」衆議院事務局
第2章 佐藤栄作内閣「健保国会」
第3章 田中角栄内閣「靖国神社法案」
第4章 三木武夫内閣「ロッキード事件」
第5章 中曽根康弘内閣「死んだふり解散」
第6章 竹下登内閣「リクルート事件」
第7章 海部俊樹内閣「湾岸戦争」
第8章 宮沢喜一内閣「PKO協力法案」
終章 吉田茂に「いごっそう」と呼ばれて

著者紹介

平野 貞夫 (ヒラノ サダオ)  
1935年、高知県に生まれる。1960年、法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻修士課程修了。この年、衆議院事務局に就職。1965年、園田直副議長秘書、1973年、前尾繁三郎義長秘書。委員部総務課長、委員部部長などを経て、1992年に退官し、同年の参議院議員選挙に出馬。自由民主党と公明党の推薦を受け高知県選挙区で当選し、その後、自由民主党に入党。羽田派を経て、1993年に新生党、1994年に新進党、1998年に自由党の結党に参加。2003年、民主党に合流。議会運営と法律運用に精通する唯一の政治家として高い評価を得る。2004年に政界から引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)