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43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層

新潮文庫 い−99−9

出版社名 新潮社
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-10-132539-2
4-10-132539-1
税込価格 737円
頁数・縦 357P 16cm

商品内容

要旨

2015年2月20日未明、凍てつく風が吹きつける多摩川の河川敷で、上村遼太君は全裸で息も絶え絶えに草地を這っていた。カッターで全身を43カ所も刺されて―。後に殺人などの容疑で逮捕された3人の未成年者が法廷で明かした理不尽な殺意。彼らに反省の色はない。そして互いに責任を擦り付け、攻撃し合う被害者の両親…。無辜の少年はなぜ命を奪われたのか。緻密な取材を基に深層を炙り出す。

目次

第1章 惨殺(邂逅
亀裂
呼び出し
殺害)
第2章 家族(家族の誕生
西ノ島
離婚
川崎
中学時代)
第3章 逮捕(遺体発見
さまよう
献花
捜査
通夜)
第4章 犯人(裁判
虎男の生い立ち
剛の生い立ち
暴走
判決
全面否定
携帯電話のせい)
第5章 遺族(インタビュー
家族のひずみ
家庭裁判所と加害者家族
加害者の責任
判決への疑問
復讐
思い出)

著者紹介

石井 光太 (イシイ コウタ)  
1977(昭和52)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに取材、執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)