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猫がいなけりゃ息もできない

集英社文庫 む5−36

出版社名 集英社
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-08-744198-7
4-08-744198-9
税込価格 869円
頁数・縦 242P 16cm

商品内容

要旨

人生の節目にはいつも猫がいた―。房総・鴨川での生活から一匹の猫を連れて飛び出した著者は、度重なる転機と転居を経て、軽井沢に住まいを見つけた。気づけば猫は五匹に。中でも特別なのは、人生の荒波を共に渡ってきた盟友“もみじ”十七歳。しかし彼女に病気が発覚し…。最愛の猫との輝ける日々と、ただ悲しいばかりではない看取り。WEB連載時から大好評の、魂が震える猫エッセイ。

目次

1 猫のいた日々、いない日々(まさかの五匹目
猫、禁止令
もみじとのふたり暮らし
まぶしすぎる夜
三ヶ月って、なに
いのちの意思)
2 住まいと、猫と、恋愛と(近しいいのち
猫に「忖度」はない
幸せの基準)
3 見送る覚悟(「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」
じたばたするのは人間だけ)
4 いつか、同じ場所へ(最後の手術
もみじは知っていた
病院で明かす一夜
優しい人びと
船出のしたく
最高の供養
最後の挨拶
「初めまして」ちゃうで
痛みが薄れてゆくのは
もみじは、生きてゆく
そこに在るのに見えていないもの)
つぶやきの記録

出版社・メーカーコメント

大反響のWEB連載、待望の文庫化!小説家と愛猫との最後の一年をつづった、心ふるえるエッセイ。――もみじ、もみじ、愛してる。早く着替えて、また戻っておいで。(本文より)房総・鴨川での田舎暮らしを飛び出して約15年。度重なる人生の転機と転居、波乱万丈な暮らしを経て、軽井沢に終(つい)の住まいを見つけた著者。当初2匹だった猫も、気づけば5匹に。中でも特別な存在は、人生の荒波をともに渡ってきた盟友〈もみじ〉。連載のさなか、その〈もみじ〉が、ある病に侵されていることが発覚して――。著者と猫たちが出演したNHK「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」も大きな話題に。その撮影秘話も明かされる。Twitter上で共感・感動の嵐が巻き起こった大人気エッセイ。愛くるしい猫たちの写真も満載!●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●書くことは「痛み」を自覚する行為であると同時に、「悼み」を表明する唯一のよすがでもある。そのような場所で、村山由佳さんは書いている。猫たちとの生活エッセイとして始まった「ねこいき」は、連載を重ねるうちに、存在と存在がぶつかり合い、生と死を架橋するLive=Lifeドキュメントへと大きく変容を遂げた。交感する魂の記録である。――文芸評論家・榎本正樹氏●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●著者プロフィール●村山由佳(むらやま・ゆか)●1964年東京都生まれ、軽井沢在住。立教大学卒業。1993年『天使の卵―エンジェルス・エッグ―』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。2009年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞。エッセイに『晴れ、ときどき猫背』など、近著に『放蕩記』『嘘 Love Lies』『風は西から』『ミルク・アンド・ハニー』『風よ あらしよ』などがある。