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デヴィッド・ボウイ 無を歌った男

出版社名 岩波書店
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-00-024061-1
4-00-024061-7
税込価格 5,390円
頁数・縦 570,54P 22cm

商品内容

要旨

ボウイという思想/晩年様式としてのロック。誘惑する異星人か、ロック共同体の救世主か、はたまた死者を連れた亡霊か―。ロックとロックならざるものの境界を、変幻するスタイルでラディカルに問いつづけたボウイ。多彩な煌めきを曳いて流れたその星の軌跡に、或る一貫した「作家性」を認め、綿密な作品批評を通してひとつの稀代の美学・思想として読み解く。渾身の作家論。

目次

第1部 途上にて
第2部 ジギー・スターダストの受難
第3部 アメリカに落ちて来た男
第4部 ベルリン生息、70年代への訣別
第5部 星の上昇と没落
第6部 前衛への復帰
第7部 さまざまな晩年のスタイル
第8部 後の生

出版社・メーカーコメント

誘惑する異星人か、ロック共同体の救世主か、はたまた死者を連れた亡霊か??。ロックとロックならざるものの境界を、変幻するスタイルでラディカルに問いつづけたボウイ。多彩な煌めきを曳いて流れたその星(スター)の軌跡に、或る一貫した「作家性」を認め、綿密な作品批評を通してひとつの稀代の美学・思想として読み解く。渾身の作家論。

著者紹介

田中 純 (タナカ ジュン)  
1960年宮城県仙台市生まれ。千葉県で育つ。東京大学教養学部および同大学院総合文化研究科でドイツ研究を学ぶ。博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は表象文化論。近現代の思想史・文化史のほか、さまざまな芸術ジャンルの作品を縦横に論じる。著書に、『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社、サントリー学芸賞)、『都市の詩学―場所の記憶と徴候』(東京大学出版会、芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『政治の美学―権力と表象』(東京大学出版会、毎日出版文化賞)などがある。2010年、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)